誤解だらけ?小学校受験の本当のメリット
空前の早期教育ブームの中、否定的な意見も出てきています。小学校受験を検討する人にとって、受験がどのような効果をもたらすのか、弊害はないのか、気になるところなのではないでしょうか。
そこで本記事では、小学校受験に関してよくある質問をもとに、その真相を考えていきたいと思います。
目次
Q.就学前から受験勉強なんて、子どもがかわいそうなのでは?
「受験」という言葉から、中学受験や高校受験の一般的なイメージと重ねて「ガリガリ勉強」という印象を持つ人は多いかもしれません。
しかし、小学校受験で学校側が求めているのは、ペーパーテストに対応できる学力だけではなく、発想力の豊かさや心の豊かさ、個性など。勉強して詰め込むことができるものばかりではありません。
それを踏まえて、幼児教室では、机に向かう勉強だけではなく、お友達と体を動かし、人前で発表する機会が多く設けられています。遊びを通じて考える力を培い、創造性を伸ばす教育を行っており、遊び感覚で通わせている親御さんも多いです。意外と子ども本人が楽しんで取り組んでいることも。
Q.子どもは子どもらしく、外で遊んでいたほうがいいんじゃないの?
遊ぶことのメリットは計り知れません。勉強やしつけをさせるために、子どもを無理やり部屋に閉じ込めていては、その子の興味や可能性を削いでしまうでしょう。
名門小学校への合格実績を多数もつ幼児教室の特徴は、“学ぶための環境”だけでなく“遊ぶための環境”が整っていることです。小学校受験で大切なのは、いかに知識を持っているかではなく、お子さんの年齢、月齢にあわせた表現力を身に付けているかなど。「受験するから遊べない」のではなく、「遊びこそが学び」なのです。
Q.ひねくれた子どもになるんじゃないの?
小学校受験では、子どものしつけや言葉遣いがきちんとできていることも重要なポイントとなります。集団生活を営むために、自分自身が健康的でいるだけでなく、他者を思いやる気持ちや協調性が見られています。
小学校受験を通じて、子どもが子どもらしく成長するために必要なしつけや協調性も身につける事ができます。
合格をゴールにして、“勉強勉強”と躍起になっては、本来の目的を見失ってしまいます。大切なのは、子どもがのびのびと成長できる環境を整えて、子どもの力を伸ばすサポートをすること。小学受験を上手に活かすことで、子どもの可能性を引き出してあげたいものです。
子ども一人ひとりの個性に向き合う教育を実践。勉強ぎらい、成績不振の子どもの指導を得意とする。著書に「うちの子なんとかなりませんか?勉強嫌いを克服して30点上げる7つの方法」(ごきげんビジネス出版、2014年)など。
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