【幼稚園お受験ママのホンネに迫る!覆面座談会:後編】気になる一貫校の小学校事情とは?
有名私立小学校に通う3人のママさんに、お受験にまつわるあれこれをぶっちゃけトークしてもらうスペシャル企画。
【後編】では、幼稚園入学から小学校に通う現在までのお話を伺います。先輩ママから、これから受験を目指すママへのリアルなアドバイスも必見です!
▼前編はこちら
未知の世界!マザーゲームさながらの幼稚園受験
<参加メンバー>
子どもを私立小学校に通わせるママ3名
Aさん 女の子のママ。お子さんの性格は「好奇心旺盛な活発タイプ」
Bさん 女の子のママ。お子さんの性格は「オシャレ大好きなおっとりタイプ」
Cさん 女の子のママ。お子さんの性格は「ちょっぴり甘えん坊ながんばり屋さんタイプ」
目次
送迎時のデニムやスニーカー、放課後の寄り道もNG。見つかると通報!?
編 幼稚園での生活で苦労したことはありますか?
Cさん
「入園してからは、送迎やお弁当、たまの行事参加など一般の幼稚園にもある想定の範囲内という感じだったので、そこまで苦労はなかった気がしますね。親も受験から解放されたし、子どもも伸び伸び楽しそうに通っていました。」
Bさん
「一応送迎はこぎれいな格好はしていかないとっていうのはあったかな。デニムやスニーカーはNG。あと放課後の寄り道もNG。見つかると通報されます(笑)。」
Cさん
「そこは一番ドキドキするところだったかも。先生にご挨拶するときに、たまにそこでちょっとしたことを注意されたりもしたけれど。笑」
Bさん
「全身ブランドずくめのバッチリママさん、も一部はいるけど、何かを強制されることはないし、ママはなんとなく似ている者同士で仲良くなるのかな。その辺は普通の幼稚園や保育園と同じだと思います。」
Aさん
「でも、全員が学校の方針を把握して試験を受けて入学しているから、そこまで感覚がずれているという家庭はなくて、特に問題もなかったのかもしれないね。」
Cさん
「それは、小学校に入学してからも言えることだよね。」
Aさん
「あ、でも私たちは専業主婦な事もあって子ども中心にできたけど、ワ―ママはやっぱり大変そうだったかも。中にはおばあちゃんが毎日送迎したり遠足に来ていた子もいたし。家族の協力がないとワ―ママで幼稚園ってやっぱり大変なんだと思う。」
小学校組と幼稚園組で派閥や学力差はあるの?一貫校の小学校事情とは?
編 小学校に入学されてみた印象は?新入学に際して何か大変だったことはありましたか?
全員
「それがあんまりなかったんですよ!」
Cさん
「幼稚園から持ちあがり組みだと、メンバーも同じだしね。一人で通うという緊張感はあったけれど、場所も通い慣れていたので幼稚園からの一貫校だとそこまで小学校だから!と構えないのかもしれない。」
Aさん
「学校の方針はもう幼稚園からわかっているから、馴染めるかとかは心配ないからね。新たに心配することといえば、宿題くらいかな?」
Bさん
「そうそう。」
編 小学校組と幼稚園組で派閥や学力差はあるの?ワ―ママは肩身が狭いものですか?
Bさん
「私たちもそれを心配していたんですけど、子どもたちは全然気にしないみたいで。新しいお友達とも仲良くやってるようです。」
Cさん
「幼稚園と違って送迎がないから、ママたちの顔も分からないんだよね。だからどの子が小学校受験者とかママが働いてるかとかはそこまで気にならないのかもしれません。あ、でも小学校受験を経て来た子って言葉使いがしっかりしている気がする。敬語とかも使えるし。」
Bさん
「幼稚園よりはるかに厳しい難関を通過してきたってことだもんね。そういう意味で子どもの意識の差はあるのかもしれないね。」
Aさん
「小学校に入って、ずいぶん親の出番が少なくなりママ同士の接点が減りました。だから最初は、困った時は幼稚園からのママ友を頼りにしてしまいましたが、小学校では子どもの人間関係がメインになるので、2学期くらいからは子どもを通じて小学校から入学されたお母様方とも打ち解けてきたと思います。」
編 今後子どもに他の学校に行きたいと言われたらどうしますか?
Aさん
「もちろん、頑張って!って応援しますよ。」
Bさん
「基本的なレールはあるから、あとは自分の人生、好きな事を見つけてっていうスタンスだよね。」
編 でも、いざ外の学校に出るとなると相当の覚悟がいるのでは?
Cさん
「それはありますよ。出るといった時点で、進学の枠がなくなるわけですから、他校が受からなかったらその時点で、公立校へということになりますから。」
Bさん
「だから、結局高校まではあまり外に出る人がいないのかもね。大学受験くらいになったら、もういい大人だし、学びたい学科や進路やなりたい職業を見据えて自分で選んで決めてくれたらいいなと思っています。」
習い事3つ以上は当たり前?私立小学生の放課後の過ごし方
編 小学校での心配事や不安な事はありますか?
Cさん
「やっぱり通学は心配ですね。うちは電車で1時間かけ通っているから、ちょっと心配になって駅まで迎えにいったりたまに学校のそばまで行ったり。安心携帯も持たせてます。」
Aさん
「学童などもいろいろあるけど、家から遠いと利用しにくいもんね。帰り道が真っ暗だとさすがに可哀想だし危ないし。たまに一人で歩いている子を見かけると、本当に心配になっちゃう。
だから習い事を家の近所でっていうのが放課後のパターンかも。」
Bさん
「確かに。どうせ行くなら、近所の児童館内の学童とか習い事のほうがやっぱり安心だもんね。そういう意味では、ワ―ママはやっぱり大変なのかもしれないね。」
編 みなさんはどんな習い事をさせているんですか?
Cさん
「うちは、ピアノと水泳と公文英会話、理科実験教室の4つです。」
Aさん
「うちは、ピアノ、体操、英語、パズルの4つ。」
編 4つはすごいですね!
Bさん
「うちは、まだやってなくて。家で公文のワークを私が見ている程度。自分から何かやりたいというまで待とうかなと。」
Cさん
「本当えらいよ!放課後14時前に帰宅して毎日ずーっと子どもと一緒なんてちょっとお互い息がつまっちゃう。あとは、近所で習いごとをしていると、他校のお友達とかそれこそ公立に通う地域のお友達とも触れ合えるのはいいことかなと思ってます。」
Aさん
「同感。家に母子二人でいると煮詰まって喧嘩するから、外で好きな習いごとして充実した時間を過ごす方がお互いのためかなと思って、本人の希望を聞いているうちに気が付いたら増えてたもん。
でも、それぞれの習い事で男女問わず仲のいいお友達がいるので、世界が広がっていい刺激になっていると思います。一貫校だとどうしても人間関係が狭くなってしまいそうなので。」
Cさん
「例えば女子校の子なんかだと、学校に男の子がいないから、習い事で男の子とも多少は触れ合っておかないとという親心があると聞いたことがあります(笑)!」
編 習い事で男子と触れ合う。女子校に通わせるママならではの発想ですね!確かに母子分離の習い事だと、その時間は預かってもらえるから、親にとってはちょっと息抜きタイムになりますし。なるほど、習い事=やらされて可哀想ではなく、いろんなメリットもあるんですね。
これから受験を考えるママに一言アドバイスを!
編 それでは最後に、これから受験を考えるママに一言アドバイスをお願いします。
Cさん
「受験をしたことでいろんな世界を知ることができて、私自身の視野が広がったことは大きいです。
ただ、幼稚園受験は親の評価も大きいのでその覚悟は必要。ここが一番難しいんですけど、親が常に冷静でいることがポイントなんだと思います。
もう一回やれといわれたら……私は嫌ですけどね(笑)。いい経験になりました。」
Bさん
「こんなに真剣に子どもと向き合ったり、進路を考えることはなかったと思うから、その点は受験してよかったかなと。私にとっては社会との唯一の接点だったので先生方に客観的に見て指導してもらえたことは、子育てする上でもとてもプラスになりました。
あとは、学校によって本当にカラーが違うから、ブランドなどに惑わされずに、自分の目できちんと見て自分の子にあう学校を選ぶのが一番だと思います!」
Aさん
「結局ママがイライラしないで穏やかでいられることが子どもにとって一番重要。もちろん信頼できるいい先生に出会えるかも大事です。
だから、ママの気持ちが落ち着くのなら、私はお教室を掛け持ちしたり、個別指導を受けたっていいと思います。
子どもはママに褒められたい、ママにいつもニコニコ笑顔でいてほしい、ということを忘れないでください。
あとは夫婦のチームプレーが問われるので、情報に振り回されず協力して乗り越えてください。」
編 受験をする、しないにかかわらず、子育てする上でもためになるお話やヒントがたくさんでした。3人のママさん、とっても貴重な体験談、ありがとうございました!
「合格通知=今までの子育てが間違っていなかったという証明」というセリフにグッときてしまいました。お話を聞く前よりも少しだけ、幼稚園受験の敷居が低くなった気がします(小学校受験に比べてですが)。何も分からず楽しくお教室に通ううちに、将来がある程度保障された受験が終わるならそれもひとつ、なのかもしれませんね。
▼幼稚園・小学校受験のご相談は「伸芽会」へ
http://www.shingakai.co.jp/
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年齢相応の生活習慣、巧緻性、知育の内容を約15~20分ほどで行います。
併せて、学校情報のご提供や志望校のご相談対応もしております。
SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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