保育園と仕事を1月休んで臨んだ夏期講習、不安になって駆け込んだお受験カウンセリング、苦労した願書のこと、さらに試験直前のケガ。さまざまな試練を乗り越え家族一丸となってやりきったお受験の結果はいかに…!?　終わった今改めて思うこと、も必見です。

お受験カウンセリングに駆け込んだ夏

私たちが通っていたお教室は、エリア内にある学校に特化していたため、それ以外の学校への特別な情報はなく（実際に合格者も少ない）、不安に思っていました。大手幼児教室の季節講習だけ外部生として参加するかどうか悩みましたが、結局コスパも考え参加していませんでした。

不安をかかえたまま夏を終え、願書もこれでいいのか誰かにすがりたい気持ちが強くなった9月上旬、お受験カウンセラーに出会いました。お受験カウンセリングというサービスがあるのはお受験先輩ママから話は聞いていたのですが、「当時はカウンセリングなんて気休めでしょ～」と軽く受け流していたのです。お受験カウンセリングを受けようと決めたのは夫で、私は半信半疑で同席することになりました。カウンセラーは、お受験全体のアドバイスや面接の心得、私学保護者の心得を教えてくださり、願書添削もその場で目を通していただけました。お受験カウンセラーから「なぜ受験をしようと思ったのか」を深く掘り下げられることによって、願書のまとめ方から親のあるべき姿、わが家の方向性が見えてきたので、第三者機関は重要だと感じました。

夏はやっぱり伸びる！「模試で4番を取った！」

お盆以外、毎日通塾生活をした夏、１ヶ月休んでいた保育園には、「面白くないから行きたくない」と言い出した息子。「お受験色に染まっているな〜」と感じていた夏明けの模試では、なんと４番をとりました。模試の結果は、毎日のワークと連動していて、少しサボり気味が続いた後の模試の結果は悪く、日々の積み重ねが結果になるものだと感じました。

願書に書いた内容で完結するような話はNG！

文章を書くことは得意なのですが、願書となると別！なかなか筆が進まない毎日でした。いつも後回しにしてしまう性格が仇となり、教室での願書添削も最後の方でした。わが家は両親面接がある学校ばかりだったので、願書は面接内容に直結してくるので内容も練りこまねばいけません。願書に書いた内容で完結するような話は×です。お受験カウンセラーからは「何百枚もある願書の内容で掘り下げて聞きたくなる内容の願書は光る！」と聞いていたので、願書に書いてある内容を、もっと掘り下げて聞いてみたいと面接官に思わせるような願書を目指しました。

夫婦で意見を言い出しながら願書を書く予定が、結局私が書くことに。私が書いた内容に付け加えたそうな夫でしたが、そこは敢えて願書に書かずに面接で付け加えるポイントにしようと考えることにしました。家族に出身者がいなくても何度も学校に行った時の印象や想いを願書にのせました。

模擬面接で夫の髪型を指摘される…

面接対策は、幼児教室で配布された過去問と市販で売っている過去問題をPCに打ち込み、わが家の模範解答を時間があるときに作っていきました。私の思いと夫の思いが異なることもあり、最初は夫婦の思いは一致すべきと思っていてプチ喧嘩もあったのですが、お受験カウンセラーに「志望動機すら夫婦別々でいい」とアドバイスがあってからは少し楽になりました。わが家では面接練習を家ではせず、お教室の面接模擬試験で2回練習しました。お教室の先生に夫の髪型を指摘されたことは今となっては笑い話です。それからは、夫の髪型は“目指せアナウンサーの髪型！”でした（好感度が大事で、おしゃれさは不要という意味です笑）

気づけば息子の吃音もなくなっていた！

ある日、お教室の授業が終わり帰ろうとした時に先生に、「言葉スラスラになりましたね、問題なさそうですね。」と言われ、そういえばスラスラに話せているのかも！と気がつけば吃音が治っていました。とはいえ、吃音症状がある子は油断大敵なのですが、直前期に先生から安心できる気づきを教えてくれて安心したのは間違いありません。

イラスト：こたき（@kokokotaki913）