慶應義塾幼稚舎、早稲田実業学校初等部、雙葉小学校…この学校のここがいい!名門小学校に合格した保護者6人のリアル体験談!
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年中ママ必見!2019年度名門私立・国立小学校入試合格のためにしておくべき4つのこと!
先日、ハイアットリージェンシー東京で行われた、伸芽会のセミナー「名門私立・国立小学校合格ガイダンス」。後編では、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部、早稲田実業学校初等部、暁星小学校、雙葉小学校、筑波大学附属小学校に合格された6人の保護者の声をお届けします。
学校選びや受験で苦労したことなど、ここでしか聞けないエピソードばかり!
目次
「無理をさせない受験!がモットー」慶應義塾幼稚舎に合格したNさんの場合
わが家は「息子に主体的に将来を選んでいってほしい」という思いから学校選びをした結果、国立、私立、一貫校にとらわれない7校を出願しました。
年中の夏から本格的に受験の学習を開始。慎重でプレッシャーに弱い性格だったので、「決して子どもに無理をさせない」をモットーに取り組みました。
シャイな子でしたので、なかなか人前で発言できないときも、先生方が「〇〇君のいい考えをみんなに教えてあげないともったいないよ!」と声掛けしてくださり克服できました。
通って見てよかった点
慶應は6年間同じクラスで担任も変わりませんので、1学年4クラス×6学年の「24の学校がある」と言われるほどクラスのカラーは違います。
クラスのルールも自分たちで決めるので、先日も「雨の日は外で遊べないし体育館も混むから、電池のないおもちゃは自己責任で持ってきていい」というルールを決めてベイブレードを学校へもっていきました。
1年生ながらも、何事も子どもに任せる姿勢は親として通わせてよかったなと思う瞬間です。
「国際的な視野を見つけさせたい!」慶應義塾横浜初等部Sさんの場合
私たち夫婦が国際関係の仕事をしていること、娘もインターの幼稚園に通っていたことから、「国際的な場で活躍してほしい」という願いのもと、語学だけではなく個性を伸ばす教育が娘には合っていると思い、慶應義塾横浜初等部に志望校を決めました。
「娘の個性をつぶさない範囲で取り組む」と夫婦で決めて、ペーパーも私が精査し朝の5枚だけに厳選するなど工夫しました。休日は大好きなアウトドア遊びをしたりストレスをかけないスタイルが娘には合っていたと思います。
受験に際しては、不要な情報は聞かないようにし、もしダメだったとしてもいいと思える材料を用意しておきました。娘には通いたいと思える情報や機会を目にさせてモチベーションアップにつなげていました。
通ってみてよかった点
電車内や自分たちで決めたルールを守れるなら何をもってきてもいい、落し物は先生にでなく自分たちで落とし主を探す、などとても自主的な雰囲気です。
行事の節目には必ず先生が国際的な話をしてくださったり、ミュージカルの発表会でも英語やピアノなど個性を生かしたパートを作ってくださったりする点も気に入っています。
「3ヵ月で合格を勝ち取った」早稲田実業学校初等部Dさんの場合
わが家は共働きの保育園児でした。受験をしようと決めたのは年長の夏。「大学まで内部進学できること、厳しく強くたくましく育ってほしい」という点から早稲田実業学校初等部に志望校を決めました。
3ヵ月と言う短期集中型でしたので、やるだけやってみよう!というチャレンジ精神でのぞみました。とはいえ、4歳から毎日自宅でプリント学習を1時間していたので、基礎的な部分は補えていたかもしれません。先生からいただいたアドバイスにそって足りない箇所を重点的に学習していきました。
通ってみてよかった点
休み時間に一緒に鬼ごっこをしたり、こまめに話しかけてくれたりと、上級生の面倒見が素晴らしいです。小中高が同じ敷地なので身近に交流できるのは良い点だと思います。
始業式翌日から一人登校が徹底されており、1時間かけて3回の乗り換えのある通学に不安もありましたが、親の心配をよそに問題なく通えている点にも驚いています。入学前は厳しいイメージでしたが生徒や先生もとても温かくケアしてくださりアットホームな印象です。
「男の子の心と体を鍛える!」暁星小学校Rさんの場合
息子には「心と体を鍛えて正直で誠実であってほしい」という願いから、文武両道の暁星小学校の受験を決意しました。
年少から受験セミナーなどに出席し、親としてのモチベーションを上げる努力をし、学習面では、年間、月間、週間目標をエクセルで管理しながら、プリントは年長前までに終わらせるよう早めの計画を立て取り組みました。
苦手だった季節感の定着では、過去に出かけた家族写真でテーブルに春夏秋冬シートを作り、食卓を囲みながら楽しく学ぶ工夫をしました。結果的にこれは面接対策にも役立ったのでおすすめです。
年長の終わりにスランプに陥った際は、「今は頭の引き出しがいっぱいで後退しているのではないから整理してみて」という先生のアドバイスで乗り切ることができました。
通って見てよかった点
あらゆる面で鍛えてくださる厳しい点は想像以上だったかもしれません。体育の授業は上半身裸でしっかり順位をつけ向上心や精神力を鍛えてくれます。学習面では宿題のレベルが高く、漢字検定も満点を目指すなど家庭での学習がとても重要視されます。
生活面でも忘れ物やおふざけをしていると厳しく叱られます。とはいえ、「暁星兄弟」という縦割りのグループで上下のとても良い関係があり、厳しさの中にも温かさのある一貫した方針です。
「お手伝い重視の女子校対策!」雙葉小学校Mさんの場合
娘には将来、あらゆる困難にも立ち向かえるようなカトリックの教えを学ばせたいと考え、カトリック系3校に出願。年少からプリント学習を行いましたが、その際もおはじきやキャンディを使ったり、手の届く場所に工作道具を置くなど楽しく学べる工夫をしました。
何より力を入れていたのが家のお手伝いです。アイロンや雑巾がけ、野菜の切り方にアクの取り方など、本格的にお手伝いをさせました。これは特にマナーや生活の基礎を重視する女子校受験には役立ちましたし、小学校に入ってからも生きていると思っています。
通って見てよかった点
「人への奉仕の心」を常に意識した行動をしています。たとえば、家で何か我慢したことを募金して(例えばアイスを一つ我慢したら100円など)、それを毎月学校へ持って行ったりします。通学時は周りの助けを必要としている人に気づかないと困るので読書もNGなど教えは徹底しています。
また、身だしなみや女性としてのマナー(布団の上げ下げ、入浴法まで)は親の責任とされ厳しいですが、学習はあくまで先生とのやり取りの範囲で行っているので、今のところ家庭学習はさほど大変ではありません。
「国立一本の受験!」筑波大学附属小学校Tさんの場合
息子には勉強も運動もドキドキワクワクした小学校生活を送ってほしいと思い、年長の6月から国立校の受験を決意。短い期間でしたので、「絶対に他の子と比べないこと。比べるのは過去の息子と!」と決めて焦らないようにしました。
筑波対策として、推理思考と話の記憶、指示工作を重点的に取り組みました。中でも苦労したのが工作です。息子ははさみの使い方もままならない状態でしたので、工作は2セット用意し、ひとつは私が作りもうひとつを息子が作ると時間をかけて取り組みました。
国立の考査ではくじ引きがありますが、「絶対に受かる!」と強い気持ちで運を引き寄せるのも大事だと思います。
通ってみてよかった点
生徒たちの自主性がありとても活発だなというのが入学後に感じた印象です。新入生を迎える会では、3年生がすべてを仕切っていたのには驚きました。(司会もピアノも劇の脚本も!)
また、筑波は保護者の学校参加が強いのが特徴です。入学後2週間は毎日送迎があり図書館で待機します。共働きなので夫や両親にお願いしたりと時間のやりくりは大変でしたが、その分クラスの保護者が仲良くなり一体感が生れます。子どもの成長が身近で感じられる学校だと思います。
名門小学校6校に合格された保護者のリアルな声はいかがでしたか?通ってよかった点の具体的なエピソードもとても具体的でためになるものばかり。ぜひ学校選びの参考にしてみてください。
SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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