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通学者たちのリアルなクチコミに迫る!「立命館小学校」「近畿大学附属小学校」編

通学者たちのリアルなクチコミに迫る!「立命館小学校」「近畿大学附属小学校」編

有名私立小学校の校風や教育方針の違いって外からではなかなか見えてこないものですよね。
そこで、今回は、幼稚園・小学校受験のパイオニア「伸芽会」の協力のもと、実際に「立命館小学校」「近畿大学付属小学校」にお子さんを通わせる親御さんに、指導の特長を紹介してもらいました。
お受験を考えている方、そうでない方も必見です!

英語教育は、将来の可能性や夢を広げるツールのひとつ『立命館小学校』

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「確かな学力」「真の国際人」「豊かな感性」「高い倫理観と自立心を養う教育」を4本柱として掲げる「立命館小学校」。
まず、確かな学力を身に付けるために徹底しているのが、低学年からの徹底した基礎学力。独自の授業やカリキュラムを通して、子ども自らが学ぶ楽しさを味わい、分かる喜びを実感していきます。
一方で、「授業の進度がかなり早いため、基礎的学力の部分は確実に家でフォローし定着させる覚悟がいる」という声もありましたが、学校の宿題やテキストを確実にしていれば大丈夫だそう。
「矯正具を使った鉛筆の正しい持ち方の指導」など、学習成果だけではなく、学ぶための姿勢や学習方法も重要視しています。

さらに、他と違う点として最もアンケートで多かったのが、充実した英語教育。
“世界とつながる”をキャッチコピーに掲げる立命館小学校では、短期留学、海外交流プログラムやボーディングプログラムなど、自立と国際人としての素養を育成するためのさまざまな国際交流の機会があります。
もちろんそのためには、小学校1年生からはじまるオールイングリッシュの英語の授業も必要不可欠。英語を身近に感じ、「英語を話したい」という思いを叶える授業作りを通して、物怖じせず自分を表現する力、将来の可能性や夢を広げるツールとして根っこの太い英語教育を目指しているそうです。

また、縦割りで日常生活を行う異学年交流「ハウス制度」や、3万冊収蔵しているメディアセンター(図書室)、本格的な音響・映像設備のあるアクトシアターで自らも表現活動に取り組む中で、豊かな感性や自立心を養うこともできます。

学校生活を送りながら国際交流ができる、留学したいという身近な目標を掲げられるというのは、子どもにとってもいい刺激になりそうです。子どもの視野が世界へと広がる、物怖じせず自分を表現する力というのは、ぜひ小学校のうちから身に付けてほしいですよね。

すべての子どもが満足感を味わえる、きめ細やかな学習指導『近畿大学附属小学校』

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続いては「近畿大学附属小学校」。「人に愛される、信頼される、尊敬される人を育成する」を掲げるここは、「智をほりおこす教育」「こころをみがく教育」「からだを鍛える教育」を3本柱として掲げています。

担任の先生が常時教室にいてくれて、日々の様子を、写真などを交えて毎日詳しく伝えてもらえるなど、子どもへのきめ細やかな対応が心強いという親御さんの声が多数でした。とはいえ、なんでも先生任せにするというのではなく、授業でも生活でも、「問題に向き合う際は、必ず、解決のための見通しをもち、その見通しのもと、筋道を立てて考えるよう指導」しているので、子ども自身で考えて行動する力が身に付きます。

学習においては、「すべての子どもが考える楽しさ、分かる喜び、満足感を味わえる学習指導」がモットー。例えば算数科では、1つの学級をその子の進み方に応じて複数の教師で指導する「ティームティーチング」を導入し、国語科では「日記指導」を通して、書く力を養い、先生との信頼関係を築いています。

学校生活においては、縦割り活動を導入していて、1年生~6年生までの活動はもちろん、幼稚園児と工作をしたり、絵本を読んだりするなどの活動もあります。
また、校外学習が毎月あるのも魅力的です。田植えや芋ほり、全学年での生駒登山など、自然に触れる機会も多く、学業以外の活動を通して、体を鍛え、心を磨いていきます。

さらに、先生の質が高く、熱心できめ細やかな指導が人気のようですね。これなら入学してから授業についていけなくなったらどうしよう、という親の不安も取り除いてくれて安心ですね。

イメージやネームバリューではなく、その子にあった学習方法や興味を広げてあげられるような学校を選ぶためにも、親自身が学校の特色や具体的なカリキュラムをもっともっと知る必要があるなと改めて実感しました。

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著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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