その情報は本当に正しい?小学校受験のうわさの真相と対策
小学校受験の選考基準は、各学校が求めている子どもの理想像が大きく影響しています。しかし、入試の選抜基準や入試の内容は学校によって異なるうえ、その内容は非公開の学校が多数のため、誤った情報やうわさを信じて受験対策を行っている両親が多数いることも事実です。
そこで本記事では、両親が惑わされがちなうわさの真相と対策についてご紹介します。
目次
保育園に通っている子どもは合格しない?
子どもが合格したとして、その学校に通って集団生活に適応できるかどうかが重要です。その小学校が必要としている“入学前の準備”がしっかりできていれば問題ありません。
共働きの家庭だと合格するのは難しい?
共働きのご家庭自体は問題ありません。両親が忙しくても、学校の教育に理解を示し、協力する体制を作れるかどうかがポイントです。
サラリーマン家庭では難しい?賃貸住宅だと合格しない?
これらのうわさもよく聞きますが、多くの方々が合格しています。全く関係ありません。
家族写真は写真館で撮らないとダメ?
学校側が見ているのは、その家族の雰囲気です。“その家族らしい”雰囲気が出ていれば、写真館で撮影しなくても問題ありません。
もし迷ったら、祖父母に意見を求めましょう。祖父母世代の思う“良識ある服装”で、“家族らしい、孫らしい”と思う写真であれば問題ありません。
シングルマザー、シングルファーザーだと合格できない?
合格している人もいるので、それ自体は関係ありません。むしろ学校側から問われているのは、“覚悟があるのかどうか”ということです。
学校側が“子どもの親”にお願いしていることを、祖父母に代わってもらうのは基本的にNG。行事への参加や、連絡事項の対応などを1人で対応できるのかが重要です。
両親のどちらかが卒業生でないと合格できない?両親のどちらかが卒業生だと合格が有利?
まことしやかにうわさされていますが、学校の教育方針や両親に求められることを理解できているかどうかが重要です。
小学校受験は、売り込みの場ではありません。
その学校がどのような方針で、どういう教育を行っているのかを理解できているということ、そしてそれに対して協力する姿勢があることを伝えましょう。
自己対策のみで不安な方は、情報があり、精度の高いカリキュラムが整っている受験教室に通って対策されることも選択肢のひとつです。うわさに惑わされず、正しい情報を持ち、よりよい対策をとりましょう。
子ども一人ひとりの個性に向き合う教育を実践。勉強ぎらい、成績不振の子どもの指導を得意とする。著書に「うちの子なんとかなりませんか?勉強嫌いを克服して30点上げる7つの方法」(ごきげんビジネス出版、2014年)など。
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