たけだバーベキュー氏に聞く!今すぐ試したくなるパパ的BBQ5つのテクニック
アウトドアブランド「コールマン」からBBQマスターとして認定されるなど、アウトドアイベントに引っ張りだこ、アウトドア本も多数手掛ける日本で唯一のバーベキュー芸人、たけだバーベキューさんに、パパや初心者におすすめするBBQのコツをレクチャーいただきました。
すぐに試したくなるテクニックが満載です!
目次
テクニック① 炭は平らに並べる、のは間違いです!
バーベキューの初心者に多いのが「きれいに炭を並べて火をつけること」。まあ、間違いではないんですが、これだと火が強くなるのも弱くなるのも一緒なんですよね。それで、一気に焼けた野菜や肉が端の方においやられて乾いてカチカチになってしまう。
そこで、僕がおすすめしたいのが、「炭の高さを変えて並べること」。たとえば網の右半分を2段(直火)、左半分を1段(遠火)と火力が違うスペースを作るんです。ホットプレートでいうと「保温ゾーン」ですね。
そうすることで、焼けた野菜やお肉も保温しておけるので、“ずっと焼いてる人”がいなくていい。これおすすめです!
テクニック② ママ達をあっと言わせるマル秘グッズ!
外で焼いて食べたらなんでも美味しいですよね。でも、ちょっとしたコツでもっと美味しくなるんです。
たとえば、僕の必須アイテムのひとつが「カッティングボードとミル付きの塩」。焼いた塊の肉を木のカッティングボードに乗せて、ガリガリとミルで塩をふって出してみてください。イメージはMO●O’Sキッチンですね。もうそれだけでママたちから「〇〇君のパパ、料理上手!」となるわけです(笑)。
僕は刃が調節できて使いやすのでコストコの塩がおすすめですね。あとはコストコに行くならステーキシーズニングというスパイスも使い勝手がよくて美味しいですよ。
少し前までは「前日までに肉を浸け込んでジップロックで持って行く」のが主流でしたけど、正直面倒じゃないですか。
今はね、肉も野菜もまるごと焼くのがトレンドですよ。肉も野菜もオリーブ油を薄く塗って焼くだけ。茄子やパプリカなんかもまるごと焼く方が中がとろっとしておいしいんです。
テクニック③ 子どもと作りたい!とっておきレシピ
子どもと一緒に調理するのもバーベキューの醍醐味ですよね。普段触ることのない肉の塊や釣ったばかりの魚は子どもにとっても新鮮なはず。
イベントなどでもよくお子さんに手伝ってもらうんですが、今どきは家がIHコンロだったりすると火を見たことがない子もいるんです。そういう子は焼きマシュマロを作ればもちろん焦がします。でも、2回目は距離感が分かって焦がしません。これがアウトドアならではの体験かなと。
焼きバナナをする際は「変化があったら教えてね」というと皆真剣にバナナを見つめます(笑)。子どもの目線は低いので「横が黒くなってきた!」「ぐつぐつしてきた」とか大人では分かりにくい発見をしてくれるんですね。
あとは、100均で売っている薄手のビニール手袋をはめて(衛生面も安心で手が汚れなくていい)、それで大きな塊の肉に塩やオリーブ油をぺたぺた塗り込んだり、火が強くなりすぎたら水鉄砲の水で火を消させたりするのも楽しいと思います。
たとえば、しいたけピザを作ればしいたけが苦手だった子も食べますし「自分で作った」という経験てすごいなと思いますね。もちろん、丸焦げになったりした失敗もすごく心に残ると思うので、親御さんはある程度は自由にやらせてあげてください。
しいたけピザレシピ
https://www.youtube.com/watch?v=3h1iBrmpdkE (たけだバーベキューTV)
【子どもが盛り上がる原始人の肉レシピ】
皮をむいたごぼう1/2に、焼肉のたれにつけた肉(なんでもOK)を中央に重ね付けしていく(ごぼうが骨となる原始人の肉をイメージして)。ごぼうごとアルミホイルに包んで30分くらい蒸焼きすれば出来上がり!
テクニック④ 簡単なのにお店ばりに美味しい!缶バーベとは?
洗い物も鍋もいらないアルミホイルは僕のバーベキューに欠かせない代名詞的な存在なのですが、今その次に注目しているのが缶詰料理。名付けて「缶バーベ」です!
たとえば、スライスマッシュルームの缶詰(汁は捨てる)にオリーブ油とおろしにんにく、塩、鷹の爪を足してそのまま火にかければ、3分で即席アヒージョに。これに、缶の横で軽く焼いたバゲットなんかあればパパのおつまみに最高です!
本当に簡単でおいしいのでいろいろ好みで試してみてください。バゲットも1本持って行くとバーベキュー上級者感がでますね!
缶バーベアヒージョ レシピ
https://www.youtube.com/watch?v=CAhxVbgW8-M(たけだバーベキューTV)
テクニック⑤ ゴミ箱を設置できる人はモテる!
今は手ぶらでも気軽にバーベキューを楽しめるので機材の片付けが不要な場合もありますね。でも、絶対に出てくるのがゴミ問題です。テーブルの端にゴミ袋をくくりつけると美しくないですし、分別もできず後々面倒なことになりかねません。
そこでおすすめしたいのが、100均のおりたたみ式のものやダンボールの空き箱に袋を掛けるでもいいので、「燃える」「燃えない」「缶」のゴミ箱を作ること。
焼き場のように目立つ主役的な存在感はないですが、これをさり気なくしていると「あのパパ気が利いている!素敵」とパパの株が急上昇すること間違いなしです。
いかがでしたか? 簡単でおいしいのはもちろん、SNS映えも意識したちょっとオシャレに、ちょっと素敵に見せるのがたけだバーベキュー流!今すぐ使える5つのテクニック、ぜひ実践してみてください。