【2018年度版】イギリスでホットな「X’masプレゼント」ランキング!! 4・5・6歳向けの「賢くなる知育系玩具とアイテム7選」
師走に入り、そろそろトナカイの鈴の音が聞こえる季節となりました。イギリスのX’masは自宅で家族とゆっくり過ごす「年中行事の要」であり、小さな子どものいる家庭ではプレゼント探しにも相当な気合が入ります。
そんななか、教育熱心な親御さんから支持が高いのは、楽しみながら知的好奇心を刺激できるアイテム。今年、イギリスで旬となっているX’masプレゼントのなかから、4・5・6歳児向けの知育系玩具を中心に、ランキング形式でご紹介したいと思います。
目次
〈第7位〉子どもの創造性と想像力を育む隠れ家テント「Square Teepee」
イギリスでは子ども向けテントや、プラスチック・木製のミニハウスなどの小さな隠れ家が男女問わず大人気です。
秘密基地で仮装してなりきりごっこをしたり、お気に入りのおままごとセットを持ち込んで遊んだり、毛布とぬいぐるみを入れ自分のお昼寝部屋にしたりと、それぞれの子どもが、千差万別の使い方で豊かな創造性と想像力を自然に培います。
イギリス「GLT社」の「Teepee(ティピー)」は、折りたたみ可能な四角錐のテント。ギザギザストライプ・スター・恐竜柄とバリエーションに富んだポップな模様と丈夫なファブリック製で、室内外問わず使うことができます。
●定価:£80(約12,000円)
●参考HP
〈第6位〉「鍵」が女の子のハートを掴む!「Tropical Adventure Secret Diary」
イギリス北部ノッティンガムを拠点とした「レイチェルエレン・デザインズ」は、カラフルでキュートな文具や小物をプロデュース 。鍵が付いてカラフルでキュートな日記帳が、多感な時期の女の子たちから人気を集めています。
鍵は小さなお子さんにとって楽しいおもちゃの一つであり、そこから書くことや日記をつけることへ興味を促すためにもよいアイテムです。
日記は文章構成力や語彙力以上に、出来事を自分で表現し自らその気持ちを振り返る意味からも有効です。さらに、普段忙しく働くパパやママとの気持ちを通わせる「秘密の交換日記」にしても良さそうですね。
マーメイド・スペース・バレリーナ・森とデザインのバリーションも豊富です。
●定価:£7.5(約1,100円)
●http://www.rachelellen.co.uk/Shop/Journals-and-Books/Secret-Diary/Card/SD19-Tropical-Adventure-Secret-Diary
〈第5位〉男の子プレゼントの定番!プレイモービル 「Pirate Raiders’ Ship」
ごっご遊びのなかで、自分で組み立てるレゴシリーズと並び、イギリスの男の子が夢中になっているのが「プレイモービル」シリーズ。そのなかでも特に、プレゼントの定番的存在は1978年の発売から改良とモデルチェンジを重ねてきた海賊船「Pirate Raiders’ Ship」。
緻密なフィギュアと大きさが67×24×52cmもある迫力満点の海賊船で、大砲で敵を倒したり実際に水へ浮かべて遊べます。さらに、別売りのリモコン操作モーターをつけてラジコンのように動かすことも可能!
対象年齢も4〜8才と幅広く、子ども部屋やお風呂場と、男の子の壮大な夢と発想力を広げてくれるアイテムです。
●定価:£69.99(約10,000円)
●https://www.playmobil.co.uk/pirate-raiders-ship/6678.html
〈第4位〉サイコロでお話作り!ローリーズ「ストーリーキューブス」
各面に絵が描かれたサイコロ型のキューブ9個を同時に振り、絵柄に合わせ即興でお話を創作するおもちゃ。シンプルながら無限の可能性を秘めています。
一人でも使えるうえ、何人かで一緒にお話を繋げれば、奇想天外なお話が完成!お話が作れない幼児でも出た絵柄を言い当てたり、何個も積み重ねたりと違う遊び方もできます。
素朴な絵柄で子どもの創造性を引き出せる、一人〜親子でも楽しめる、そして小さくて移動時にも遊べるなど、イギリスで誕生以来、世界各国で親しまれて各アワードを受賞しています。
●日本販売価格:1,320円
●http://www.rorysstorycubes-japan.com
〈第3位〉欧米のユニコーンブーム‼︎「Myla the Magical Make-Up Unicorn」
欧米では、パステル調でゆるかわな雰囲気のユニコーンが女の子のなかで流行。2017年から玩具メーカー各社もこぞって関連商品を発売。今年も、そんな女の子たちがもらって大喜びしそうなのが「Vtech社」の「ミラ」と名付けられたユニコーンです。
魔法の杖をかざすとユニコーンの色がキラキラと変化し専用メイクブラシとパレットでデジタルメイク、さらに付属のマイクで一緒に歌うことも可能。
お人形遊びにデジタル要素を加えることで「色彩感覚・音楽」の素養が身につけられると、イギリス人ママたちの支持を集め、育児情報サイト「Made For Mum」のインタラクティブトイ部門で2018年度金賞を獲得。
●定価:£49.99 (約7,500円)
●公式動画
〈第2位〉2018年、欧米の大ヒット商品!「インタラクティブ」なアクセサリー型玩具
イギリスで、今とにかく売れている商品「Fingerlings」。今までありそうでなかった新規性が受けたのか、男の子は恐竜シリーズ、女の子はユニコーンやモンキーが大ヒット。
その名の通り、リングのように指にぴったりフィットし、マイク・タッチ・スイングと言った3つのセンサー内臓で、息を吹きかけると投げキッス、なでると喜び、横にするとお昼寝をします。
通常のセンサー玩具と違って指につける「手のり」サイズが親近感をもたらし、さまざまなリアクションで脳へ刺激を与えるうえに子どもの“お世話したい心”も満たしてくれそうです。
日本では「ハグミン」という商品名で、モンキーとユニコーンが購入可能。
●トイザらス販売価格:2,999円
●ハグミン公式動画
●https://www.fingerlings.com
〈第1位〉Made in UKのボードゲーム「What’s the time, Mr.Wolf?」
40年以上も知育玩具を届けている英国の「オーチャードトーイ社」は、製品すべてが今も「Made in UK」であることを誇りにする老舗。国内ではパーツやカード紛失時には郵送してくれるなど、商品とサービスに厚い信頼が寄せられています。
同社の今一番の売れ筋は、お腹を空かせたオオカミを避け、森の動物たちが時計を合わせてコマを進めていくゲームで、自然に時間の感覚を身につけられます。
未就学児がいるイギリス人家庭では、同社の知育パズルや数字・アルファベットなどのボードゲームが必ず一つはあると言っても過言ではないほど。性別を問わず楽しみながら学べ、中心価格も10ポンド前後であることがロングセラーの理由でしょう。
日本では「What’s the time, Mr.Wolf?」は未発売ですが、「ボーネルンド」がオーチャードトーイ社のボードゲームを取扱中。
●定価:£10(約1,500円)
●https://www.orchardtoys.com/buy/whats-the-time-mr-wolf-game_128.htm
●https://ec.bornelund.co.jp/shop/
まとめ
イギリスでもタブレット型玩具やプログラミングトイなど、テクノロジー系おもちゃは大人気。
それと併せて意欲やコミュニケーション・想像力など、テストでは測れない「非認知能力」の育成に役立つゲームや日記帳・テントなど、昔からの定番の遊びや習慣を発展させたアイテムも売れるのがイギリスの特徴です。
今年のX’masはテクノロジーとアナログ系おもちゃをバランスよく選び、子どもの発達と親子のふれあいに役立ててはいかがでしょうか?
出典元
MadeForMums「Must-have toys for Christmas from the biggest sellers」
MadeForMums「17 of the best toys for 6 year olds」
The Independent「10 best gifts for 4-year-olds」
The Independent「11 best gifts for 6-year-olds」
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