新学期を控え、春からお弁当生活がはじまる、仕事に復帰するなどライフスタイルが変化するママも多い時期。

そこで、タニタの管理栄養士の江上さんに、忙しいママにおすすめしたい朝ごはん、子どもが不足しがちな栄養の補い方など「ママが献立を考える際に気にしたいこと」についてお話を伺いました。家族で使える最新の体組成計も要チェック！

江上智子さん
株式会社タニタヘルスリンクの管理栄養士・健康運動指導士。メニュー監修から、企業に向けた生活習慣病予防のセミナー講師も担当している。タニタの体組成計をインターネットと連動させたサービス「からだカルテ」「Health Planet」も話題に。

すぐに実践したいタニタ流5つのルールで肥満を解消！

タニタ食堂では、1食500kcal前後、塩分3g以下で構成しています。そこで、実践している5つのルールがあります。

１　一汁三菜の定食スタイル
２　野菜たっぷり
３　かみごたえを残した調理法
４　塩分3g以下
５　ご飯は一膳100gを推奨

４や５は大人の目安になりますが、他はすべて子どもにも当てはまります。

調理する際に意識してほしいのは「3つのお皿（主食、主菜、副菜）をそろえる」と「かみごたえ」「うす味」です。子どもだからといって細かく切りすぎず、野菜を大きめに切ったり少し固めにゆでてたりしてかみごたえをアップ、お出汁をしっかりとって味付けは薄めに、これを基本にしてみてください。

そして食べる時間は大人も子どもも脳が「お腹いっぱい」と認識すると言われる20分以上を目標にしてください。早食いは一番の肥満のもとです！

お味噌や油の量をはかっていますか？

炒め物の油をフライパンに直接注いだり、お味噌汁のお味噌を目分量で入れたりしていませんか？これは多くの人が当たり前にやりがちなのですが、必要十分な量よりも多く入れていることが多いのです。

炒め物なら油小さじ1~2杯、お味噌汁3人分なら大さじ1杯など、基本量を一度はかってみてください。「こんなに少なくていいんだ」と思うはず。

また、調理法としてオーブンやトースターを使ったりお肉の余分な皮や脂身をカットしたりするだけでかなりのカロリーダウンにつながります。日々のちょっとした積み重ねが家族の肥満を防ぐポイントです。

塩分計で汁物の塩分をはかってみるのもおすすめです！　「しおみくんSO-313」6,000円（税別）

手軽な乾物ストックでおいしくヘルシーに

朝から魚を焼いて卵焼きを作って……そんな時間がないという忙しいママには、朝ごはんに季節の野菜をたっぷり使った「具だくさんのお味噌汁」をおすすめしています。もちろん前の日に多めに作っておいたものでもOK｡これにご飯と納豆があれば、3つのお皿がそろい、栄養バランスが整います。

また、タニタ食堂でもよく使うのですが、桜えびやじゃこ、鰹節などといった乾物をサラダやお浸しにふりかけたり、スープに入れたりするというテクニック。これだけでうま味がアップし、不足しがちなカルシウムなどの栄養を手軽に補えます。日持ちもするのでぜひストックしておくといいでしょう。

家族みんなでゲーム感覚で運動を取り入れてみよう

健康には、栄養バランスのいい食事と適度な運動が欠かせません。特に運動不足のパパが、突然一人で夜にマラソンに行くのはなかなかハード。

そこでおすすめしたいのが、タニタの社内でも実践している活動量計をみんなで身につけてゲーム感覚で競うこと。実際にタニタでは社員がチーム制で毎週活動量や歩数を競ったり、週に1度以上体組成計に乗ることを推奨しています。そういったゲーム性やルーティーン化することで、楽しみながら運動ができ、自然と体重や体脂肪率が下がります。

実際にわが家でも、休みの日などは活動量計を身につけて子どもたちと競いあっています。「痩せたかっこいいパパを見てみたい」という家族の声もプラスすれば完璧です！

5つの選べるダイエットコースで目標消費カロリーをサポート。活動量計「EZ-064」（オープン価格）

一度登録すると（5名まで）乗るだけで計測者を判別し計測。データはスマホに転送し管理することもできます。体組成計「RD-906 インナースキャンデュアル」（オープン価格）

いかがでしたか？　今日から実践できることがたくさんありますよ。

自分で作る食事が濃いのか薄いのか判別するのはなかなか難しいですよね。油やお味噌をはかる、早速わが家でも試してみようと思います。