たった20分でお箸が持てるようになる!話題の「美しいお箸の持ち方講座」とは?
食事の時に、気になるのが「箸の持ち方」です。「うちの子、上手にお箸が使えなくて。」と悩んでいるお母さまも多いのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを抱えるお母さまに人気の講座、食育・料理研究家の中原麻衣子先生による「適切なお箸の長さ診断+美しい箸の持ち方」に潜入取材しました。
目次
正しいお箸の長さは手で計る!?
東京麻布にある中原先生のサロン「Heartful Kitchen」。今回のレッスンは、こちらで開催されました。まず、お教室に入った瞬間から目を引くのは、テーブルの上に、美しく並べられたたくさんのお箸です。
レッスンのスタートは、先生と生徒の自己紹介から。自己紹介で子どもの緊張をほぐした後は、早速お箸を使ったレッスンが始まります。まずは、いつも使っている自分のお箸を使い、テーブルに置かれたカラフルな6つのコットンボールをお椀に入れます。
ここで先生は、「お箸の使い方」と「お箸の長さ」を確認します。
そして、参加している子どもに「赤ちゃんの頃と、今のYちゃんの足の大きさって一緒かな?」と質問しながら、自分の体が成長していることを伝えていきます。
中原先生によると、見落としがちなのが「お箸の長さ」だそうです。
子どもは、足が成長して大きくなるので、靴を買い替えます。それと同じように手も成長して大きくなるので、お箸も買い替えが必要になります。自分の手の大きさに合っていないお箸を使うことで、お箸の持ち方がおかしくなってしまう子どもも多いそうです。
幼稚園や保育園のお弁当などでは、持ち運びに便利なお箸セットを持たせたりするので、お箸の長さは見落としがちなポイント。レッスンに参加されたお母さまからも「お箸の長さまで考えていませんでした。」という声が上がりました。
レッスンでは、先生が子どもの手の大きさに合ったお箸を選び、適切な長さを記入したカードを渡してくださいます。レッスン終了後に、そのカードを持って、そのままお箸を買いに行かれる方も多いそうです。
ちなみに、お箸の素材は木製の四角形や六角形が手になじみやすいそう。
開いて掴む、がポイント!
自分の手に合った長さのお箸を選んだあとは、正しい持ち方を練習します。「まずは、鉛筆を持つように持ちましょう。」「次は、その指を上に上げて」とひとつずつ丁寧にお箸の持ち方を学びます。
正しい箸の持ち方ができるようになったら、再びコットンボールを使った練習をします。
先生は、「上手!上手!」と褒めながら、「背筋を伸ばして、姿勢を良くしましょう」「お椀は、4本の指で下を押えて持つときれいよ」と合わせて美しい所作も教えて下さいます。
コツが分かると小さいコットンボールもすいすい掴んでいくSちゃん。
初めてでも20分でスイスイ使えるように!
今回のレッスンに参加したのは、6歳のSちゃんと5歳のYちゃん、そしてYちゃんのお母さまです。
Sちゃんは、幼稚園ではお箸を使っておらず、正しいお箸の使い方を学ぶために今回のレッスンに参加したそうです。「難しかったけど、楽しかった。」と言いながら、レッスン終了ぎりぎりまで、コットンボールを使ってお箸の使い方を練習していました。
Yちゃんとお母さまは、正しいお箸の使い方を学ぶために今回のレッスンに参加したそうです。
Yちゃんはちゃんとお箸を持ったのがこの日が始めてだそう!
「自分は正しく箸を持てるけど、教え方がわからなくて。でも、レッスン中も先生が一つ一つに丁寧に答えて下さるので、私も色々と学ぶことができました」とお母さまが感想を話してくださいました。
「お箸の持ち方講座」中原先生にインタビュー
今回のレッスンを主催している中原麻衣子先生にお話を伺いました。
-どんな方がレッスンを受けられていますか?
お箸のレッスンは、2歳から小学生までのお子さんが多いです。2歳くらいで「うちの子保育園でお箸が使えないんです!」と焦って来られるお母さまもいらっしゃるのですが、2~3歳の間は、利き手も決まっていない時期なので焦らなくても大丈夫です。
あとは「教え方がわからない」というお母さまもいらっしゃいます。レッスンでは、たった20分で正しくお箸を使えるようになりますので、ぜひお越しください。
-レッスンを受けるのにおすすめの時期はありますか?
小学生になると学校でお箸を使うので、年長は良いタイミングになると思います。「かっこいい1年生になろうね」と子どもに声がけをしてレッスンに参加される方も多いです。
-家庭で箸の持ち方を練習するときのポイントはありますか?
お食事中にお箸の持ち方が気になって教えるという事が多いと思うのですが、子どもはおなかが空いていて、食べることに夢中で、お箸の持ち方の練習ができないという状態の時もあります。ちゃんと練習させたいときは、空腹時を避けて、落ち着いた気持ちで練習するのが良いでしょう。
お教室では、コットンボールやタッパーウエアやお椀を使ってレッスンをしているのですが、これらは手軽に入手できるものなので、ご家庭でも取り入れられると思います。楽しく練習してお箸を正しく持てるようにしましょう。
-保護者の方にメッセージがあればお聞かせください。
Heartful Kitchenでは、日本の文化伝統・歳時記に沿って、旬を知り、お子様の苦手野菜克服・作る喜び、食べる楽しさを感じられるお子さまに育てます。五感で食を楽しむ心を育むレッスンを開催しております。
中原麻衣子先生の「Heartful Kitchen」では、今回のお箸の持ち方レッスンだけでなく、キッズクッキングレッスンのほか、出張スタイルの働くママを応援!家事代行×習い事×学童!『感謝の食卓』という忙しいママに嬉しいプログラムも!ご興味ある方是非チェックしてみてください。
レッスンを通じて、様々な体験をして、野菜嫌いを克服したお子さまも多いそうです。また、受験生を抱える保護者向けの食育について学べるレッスンもあります。
今回のレッスンを通じて、私も母として、大切な心と身体を支える食について学びを深めたいと思いました。
「個別指導!適切なお箸の長さ診断+美しい箸の持ち方」
4/22 10時~13時半
4/25 13時~17時半
詳細や予約はHPを!
https://ameblo.jp/vege-maimai/entry-12264307854.html
食育・料理研究家 中原麻衣子先生のホームページ
https://ameblo.jp/vege-maimai/
クリエイティブディレクター。GUCCI、CHANELの日本法人勤務を経て独立。現在は、ファッション、ビューティー、子育てなどライフスタイルのコラム執筆、国内外ブランドPRコンサルタントを始め、メディアや企業スタイリスト、企業セミナー講師、PRモデルなどを行う。プライベートでは、ブラジル人の夫とインターナショナルスクールに通う娘の3人暮らし。主な取得資格として、学芸員資格、中学2種美術教育免許状などがある。https://www.karenstyle.jp