腸の状態は脳にも影響する!「腸内フローラ」を整えて、強くて賢い子に!

腸の状態は脳にも影響する!「腸内フローラ」を整えて、強くて賢い子に!

大人の間でも流行の腸活。実は子どもにとっても同様で、腸を整えると脳にもいいことがあるという研究も。意外と知らないビフィズス菌と乳酸菌の違いや腸内フローラのことなど、気になるママたちの腸にまつわる疑問を、森永乳業さんにお聞きしました。

これからの季節、ヨーグルトで腸内フローラを整えて、インフルエンザや風邪の予防を家族でしっかりしたいですね。ヨーグルトを使ったおすすめレシピも必見です!

最近よく耳にする「腸内フローラ」とは? 子どもにはどんな影響がありますか?

人の腸内には、数百兆個もの細菌が存在しています。大人で1.5㎏くらいの腸内細菌がいると考えてもらえば良いと思います。こうして無数にひしめきあう腸内細菌は、顕微鏡で観察した際、それらが個々に生息する様相が花畑([英]flora)のようであったことから、「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました。

腸内フローラには、からだや腸によい働きをするビフィズス菌などの「善玉菌」と、悪い働きをする「悪玉菌」などがつねにせめぎ合いながら主に大腸で共生しています。

細菌のバランスや腸内細菌の種類・割合は人によって異なり、食生活や生活習慣、年齢などによっても大きく変化します。この腸内フローラのバランスが、人の健康を大きく左右しているといわれています

また最近注目されているのが、脳と腸が密接に関わっているという「脳腸相関」です。試験前になると脳からのストレスが腸に伝わり、急におなかが痛くなるお子さんもいるのではないでしょうか。また、逆に腸内フローラが乱れることで腸から脳へ信号が送られ、メンタルに影響することも研究でわかってきました。

おすすめの腸のケア(腸活)があれば教えてください!

腸内環境を良くするためには、ビフィズス菌に代表される善玉菌を増やすことが重要です。そのためには、食生活が大切になります。

栄養バランスの整った食事を心がけ、悪玉菌が生み出す腐敗産物を便として排出してくれる食物繊維や、善玉菌を活発にさせるミルクオリゴ糖(ラクチュロース)を多く摂るようにしましょう

また、ヨーグルトから生きて腸に届き、よい働きをしてくれる微生物(ビフィズス菌や乳酸菌)=プロバイオティクスを摂ることも有効です。とくにビフィズス菌は、悪玉菌が苦手とする酢酸を腸内で作り出すため、悪玉菌の働きを効果的に抑えることができます。

摂取したビフィズス菌は長期間腸には定着しませんが、腸内にもともと住んでいるビフィズス菌を元気する働きがあります。森永乳業では、こうした人に住むビフィズス菌のなかから、安全で、人のからだによりよい働きをしてくれるビフィズス菌を研究してきました。

ビフィズス菌と乳酸菌の違いとは? また、ヨーグルトを選ぶ上で注意すべきことは?

乳酸菌は、お腹の中や、野菜や土壌などさまざまなところに住む菌で、糖を分解し乳酸を産生する菌の総称。その一方で、ビフィズス菌は腸に住んでいる菌で乳酸の他に酢酸を生産する菌です。この「酢酸」が非常に重要で、より強い殺菌作用で悪玉菌をやっつけてくれます。

乳酸菌とビフィズス菌は同じように思われており、全てのヨーグルトにビフィズス菌が入っていると思われる方も多いですが、ヨーグルトには必ずしも、ビフィズス菌が入っているわけではありません

普通のヨーグルトは乳酸菌で発酵しますが、ビフィズス菌入りヨーグルトにはさらにビフィズス菌も加えて発酵しています。普通のヨーグルトにも整腸作用などの生理効果があるとされています。しかし、生きているビフィズス菌の入ったヨーグルトの方が普通のヨーグルトに比べてより効果が高いことが知られています。

ヨーグルトは毎日食べたほうがいいの?

量よりも毎日食べ続けることが大切です。習慣にしやすい時間帯、例えば朝食後などに召し上がるのをおすすめします。ちなみに、ビヒダスヨーグルトに入っているBB536はビフィズス菌の中では比較的酸に強い菌ですが、食後にお召し上がりいただくと胃酸の影響が少なくなります。

ビヒダスヨーグルトを使ったおすすめレシピを教えてください!

ヨーグルトのポテトサラダ

マヨネーズ不使用のビヒダスヨーグルトで作る、ヘルシーなポテトサラダ。ヨーグルト、はちみつ、塩、ブラックペッパーを混ぜソースを作り、そこにゆでたジャガイモ、ツナ、塩もみして輪切りにしたきゅうり、薄切りして水にさらした玉ねぎを混ぜ入れ、仕上げにリーフレタスを添えて。詳しくは
https://www.morinagamilk.co.jp/recipe/detail/recipe.php?id=93292Yを。

チキン南蛮☆ヨーグルトタルタルソース

「森永ビヒダスヨーグルト」のコクと酸味を利用して、クリーミーなタルタルソースを。玉ねぎときゅうりは粗みじんに切り、塩で各々よくもんで水気を絞る。ボールにゆで卵のみじん切り、玉ねぎ、きゅうり、ヨーグルト、マスタードを加えて混ぜ合わせ、塩で味をととのえる。鶏肉に薄力粉をまぶし、溶き卵をくぐらせて熱した揚げ油で揚げ、熱いうちに甘酢へ。詳しくはhttps://www.morinagamilk.co.jp/recipe/detail/recipe.php?id=88131Yを。

バナナミントのフローズンヨーグルト

材料はバナナ、ヨーグルト、砂糖だけ。さっぱりとしたヨーグルト、甘いバナナ、さわやかなミントでシャリシャリ食感が楽しいデザート。混ぜ合わせて冷凍庫に入れるだけのデザートは、子どものおやつにぴったり。詳しくはhttps://www.morinagamilk.co.jp/recipe/detail/recipe.php?id=83001Yを。

いかがでしたか。ビヒダスにも使用しているビフィズス菌BB536の発見から今年で50周年。それを記念した人気漫画とのコラボ漫画も公開中(http://bifidus.jp/hatarakubifidobacteria/)。楽しくビフィズス菌について学んで、この冬は家族で腸活してみませんか。

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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