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イギリスの母親たちが注目するキャサリン妃の「子育ての秘訣」とは?

イギリスの母親たちが注目するキャサリン妃の「子育ての秘訣」とは?

イギリスの小児病院のパトロンも務めるキャサリン妃は、幼児教育に深く関心を持つ王室メンバーとして知られています。ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の3人の子どもを育てる母親でもあり、妃の子育て方法には多くの母親たちが関心を寄せています。そんなキャサリン妃が日常行っている、子育ての秘訣を紹介します。

子どもと等身大になって話を聞き、屋外で一緒に遊ぶ

キャサリン妃は子どもたちと話す際に必ずしゃがむなどして、自分と子どもの目線の高さを合わせるようにしています。専門家によると、このようなボディランゲージは子どもに対して全意識を集中している証拠だそうです。

子どもと等身大になり、目を見て話を聞いてあげる仕草は「アクティブ・リスニング」と呼ばれています。子どもが話すことをしっかりと聞いているという姿を見せることで彼らは自信を持ち、自分の感情を隠さず正直に話せるように勇気づけられるそうです。子どもが話すことを無視せず、すべて理解しようという姿勢で聞いてあげることが大切といえます。

キャサリン妃は幼少期に屋外や庭で過ごした楽しい思い出があることから、自分の子どもたちもできるだけ屋外で遊ばせるようにしているそうです。子どもと一緒に人参や豆などを育て、家庭菜園を楽しんでいます。

妃は「自然という環境は、人間が生涯的な技術を身に着けることに役立つ素晴らしいものだと思います。穴を掘ったり走ったり石の上を飛び跳ねたりすることが、肉体や心身の健康にかかわるさまざまな力を養うのです」としています。子どもたちが自然と触れ合うことは、成長に大切な役割を果たすという認識です。

抱きしめることで愛情表現し、しつけはしっかり行う

2018年に公務を行った際、キャサリン妃は「私は子どもたちに、ハグをすることはとても大切だと教えているのです」と話しています。子どもを強く抱きしめてあげることは、言葉を超えた愛を伝えられる大切な愛情表現のひとつだからです。

そして公務で忙しいにもかかわらず、子どもたちの学校送迎を夫のウィリアム王子と交代で行っているそうです。さまざまな公務で忙しい場合でも、朝食を一緒に食べたり就寝前に本を読んであげたりなど、少しでも子どもと触れ合う時間を共有することで、彼らへの愛情を示すようにしています。

公の場では常に子どもたちに笑顔で接する姿が見られますが、きちんとしつけなくてはならないときには、彼らにしっかりとそのことを伝えています。2017年にキャサリン妃の妹のピッパ・ミドルトンさんの結婚式で教会に入場する際に、妃が人差し指を口元に付けて子どもたちに静かにするようにと伝える姿が見られました。

自分ですべて背負わず、完璧さを求めず、気持ちを楽に保つ

キャサリン妃は過去のスピーチで「It takes a village to raise a child.(子どもは地域が協力して育てるものです)」ということわざを例に挙げ、自身の子育てについて話しました。「このことわざのように、皆で集まり、楽しみ、新しい何かを経験することが、子どもたちの生涯的な糧になるのです」と語っています。

3人の子どもたちは定期的に妃の両親の元を訪れており、長期の海外公務などに出かける際にも両親に預けているとのことです。自分たちが公務に携わっている機会を活用し、別居する両親と孫たちが触れ合う時間を作ることも大切と考えています。

またスピーチでは、自分の子育てが世間の期待に添えるかどうかというプレッシャーを感じていると正直に明かしています。「母親にとって子育ては喜びだけでなく、ときには困難を感じることもあるため、自分は完璧な親ではないと認めて気持ちを楽にすることも大切」と語りました。

伝統と現代テクニックを取り入れた子育て法

キャサリン妃は、伝統的な子育て方法に新しい現代的なテクニックも取り入れています。

王室では、丁寧で礼儀正しく相手を尊重するように子どもを教育しますが、妃もこの伝統をしっかりと守り厳しくしつけをしています。ただ同時に、子どもたちが持つ本来の姿を尊重することも大切だと考え、伸び伸びできる子どもらしい行動も受け入れているとのことです。このような子育ては、王室の伝統的な教育を受けてきたウィリアム王子には経験がないと思われます。

ロックダウン中には、子どもたちのヘアカットをしたり、勉強を教えたりしていたと明かしています。一緒にテントを張って遊び、料理やお菓子作りなどもしたそうです。

妃は公務で学校や病院を訪問し子どもや保護者と対面する機会も多く、幼児期の発達やメンタルヘルスについての調査などにも携わっています。幼児育成における最新の研究結果などにも精通しており、それらを子育てに生かしているようです。

まとめ

キャサリン妃がしている子育ては王室独特というわけではなく、誰もが今すぐ実践できる方法です。子どもの話をきちんと聞き、抱きしめるなどの愛情表現を見せるとともに、しつけもしっかり行うという基本的なものですが、日常の忙しさに追われて忘れがちな人もいるかもしれません。

母親にストレスが溜まったりすれば、子どもにもその辛さが伝わってしまいます。キャサリン妃が言うように無理して完璧な親になろうとせず、自分自身と向き合ったりストレスを発散できたりする時間をできるだけつくるようにしたいものです。

<参考URL>
https://www.goodto.com/family/kate-middleton-parenting-style-lessons-532046
https://www.healthymummy.com/kate-middleton-teaching-children-important/
https://www.goodto.com/royal-news/kate-middletons-parenting-style-is-a-relatable-mix-of-traditional-and-modern-elements-575392
https://www.hellomagazine.com/royalty/20210106103822/kate-middleton-home-school-prince-george-princess-charlotte-amid-coronavirus/

著者プロフィール

世界35か国在住の250名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2019年4月時点)。
企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。

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