子どもに楽しんで食べてもらいたい!フランスの人気キッズフードブログ3選
子どもの食事作りに日々頭を悩ませているのは、どこの国の親も同じです。美食の国と言われるフランスも例外ではなく、悩み解決のサポーターとしてキッズフードブロガーが大活躍。国内の人気ブログ3つと、それぞれの特徴や子ども向けに工夫しているポイントを紹介します。
目次
アレルギー対応メニューが揃う「パピル エ プピル」
フランスのキッズフードブログといえば、我が子の食物アレルギーがきっかけになったという「パピル エ プピル」が有名です。自分の経験をもとにアレルギー対応レシピが考案されていて、メディアにも取り上げられています。
「ズッキーニとひよこ豆のニンニクとパルメザンチーズ炒め」や「サーモンと夏野菜の包み焼き」といった簡単に作れるフランス家庭料理のレシピを、美しい写真とともに紹介。また、豆乳とココナッツオイルを使った「レモンケーキ」や、ラクト(乳製品)フリーでグルテンフリーの「ガレットデロワ」など、牛乳や卵を除去して作った伝統焼き菓子のレシピが大人気です。
https://www.papillesetpupilles.fr/
日常に寄り添ったアイデアが豊富な「セ ママン キ キュジーヌ」
「セ ママン キ キュジーヌ」は、日々の献立作りの強い味方となるブログです。「赤身肉、白身肉、魚、ベジタリアン…」などの食材別にフランスの家庭料理名がリストアップされていて、それに合う副菜メニューをチェックリストで選べます。たとえば、主菜がプレバスケ(パプリカとチキンのバスク地方風煮込み)ならば付け合わせにはレモンクリームソースのパスタというように、ほぼ自宅にある食材のなかから決められるので便利です。
また、作り置き時の秘訣や買い物計画の立て方など、日々の料理が楽になる具体的なコツを常時配信しているのも特徴。「激安スーパーで20ユーロ分購入した食材(肉魚別)で何品つくれるのか?」など、現在の物価高騰生活に寄り添った企画が人気です。
https://cestmamanquicuisine.com/
子どもと一緒に楽しめるコツを学べる「パパ オン キュウジーヌ」
料理は父親が担当するという家庭も多いフランスでは、パパのキッズブロガーも人気があります。
パパブロガーが手がける「パパ オン キュウジーヌ」はササッと作れるレシピが豊富で、子どもたちと楽しみながら試せるアイデアが満載。市販のムースオショコラを使った本格的なデザートや、ハワイ発祥でフランスでも大人気の魚料理「ポケ丼」など、家庭でも簡単にできるレシピが特徴です。パパブロガーが自分の娘と一緒に調理する工程がとても解りやすく、どの家庭でもすぐに取り入れられそうです。
野菜や肉、チーズなどを入れた惣菜ケーキ「ケークサレ」を2種類同時に作り、子どもたちが味見をしながら両方の味について比較やディスカッションをするといったアイデアも。子どもが喜ぶような工夫が髄所に散りばめられ、料理が苦手な人へのアドバイスも豊富に掲載されています。
https://papaencuisine.com/
まとめ
これら事例のように、フランスのキッズフードブログの多くには「どうしたら日常的なフランス家庭料理を子どもが楽しく食べてくれるか」という視点が盛り込まれています。そういった意味では、日本の食卓にも生かしやすいアイデアが満載されていると言えるでしょう。
執筆/Mayumi Folio
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世界35か国在住の250名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2019年4月時点)。
企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。