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子育て

共働き家庭の幼稚園の選び方を専門家が解説!注意点や活用したいサービスも!  

共働き家庭の幼稚園の選び方を専門家が解説!注意点や活用したいサービスも!  

「保育園と幼稚園をどちらにするべき?」「共働き家庭でも幼稚園へ行かせることは可能なの?」とお悩みのご家庭は多いはずです。そこで、1歳からの受験託児保育が叶う「伸芽’Sクラブ」の進士真貴子先生に、共働き家庭の後悔しない園選びについてアドバイスいただきました。

幼稚園と保育園は何が違うの?

__幼稚園と保育園は何が違うのでしょうか?
目的の違い
幼稚園は文部科学省所管の学校教育施設で、先生は幼稚園教諭免許状を持つ教員なのに対し、保育園は厚生労働省所管の児童福祉施設で、先生は保育士資格を持つ保育士となります。
つまり、幼稚園の目的は「教育」で、保育園の目的は「保育」なのです。

そのため、「幼稚園=小学校就学前の教育をする場所」で、「保育園=遊ぶ場所」という認識が一般的でしたが、昨今の少子化や時代の流れを受け、保育園でも英語や体操など学びの機会を設ける園が増えつつあります。

預かり時間の違い
預ける時間も幼稚園が標準4時間で保育園は原則8時間、夏休みや春休みなどの長期休み期間も幼稚園は預かりがない場合が多く、保育園は預かりがある点も大きく異なります。

入園条件の違い
幼稚園は保護者の状況についての入園条件はなく、「満3歳から、小学校就学の始期に達するまでの幼児」ですが、保育園は保護者の就労や病気などで「保育に欠ける」という保育の必要性があると自治体から認定を受けることが入園条件となります。

カリキュラムの違い
幼稚園が学校教育法、保育園は児童福祉法にそってカリキュラムを構成していきます。どちらも集団生活を通じて、協調性や日常生活のルールを学ぶという共通点はありますが、幼稚園は独自の教材を使って「知育」「運動」「英語」「絵画や音楽」など、学習要素のあるカリキュラムを取り入れた園が多いです。

とはいえ、2018年の保育所保育指針の改定により保育園も幼児教育施設として位置づけられ、以前より差はなくなりつつあります。

共働きで幼稚園に通わせることのメリット・デメリット

__働きながら幼稚園に通わせるメリットとデメリットを教えてください

<子どもを幼稚園に預けて働くメリット>
・知育的なカリキュラムが充実している
・園によっては午後の時間に習い事が可能
・保育園に比べて年度途中でも入園しやすい
・小学校受験や中学受験を見据えた学びの土台が養える
・保育園同様、3歳以降利用料が無償になる(上限や金額は自治体により異なる)

多くの方が、就学前の教育にメリットを感じて幼稚園を選ばれているようです。また、大規模幼稚園の場合、空きがあれば保育園よりも転園しやすいので、出産を機に退職したものの、また働きたい場合に使いやすいという声もあります。

さらに、幼稚園は費用の高さがデメリットの1つでしたが、令和元年以降、満3〜5歳児の幼稚園、保育所、認定こども園などの利用料が無償化の対象になったため、幼稚園を選ぶ方が増えています。

<子どもを幼稚園に預けて働くデメリット>
・預ける時間が圧倒的に短い
・保育園と比べて平日に行事がある場合が多い
・長期休みに預けられない
・毎日のお弁当作り(一部給食の園もある)

働き方やサポート体制の有無などによって個人差はあると思いますが、預かり時間が短いことは変わりませんから、「午後の時間をどこでどう過ごすか」が幼稚園に預けて働く一番の課題と言えるでしょう。

幼稚園と保育園それぞれのお子さまの特徴

__幼稚園と保育園それぞれでお子さまたちに感じる特徴や違いはありますか?
もちろん個人差はありますし、どちらがよし悪しもありませんが、保育園のお子さまはアクティブで社交性が高いお子さまが多い印象です。長時間保育の中でいろいろな子と遊び慣れているので、社交的で遊ぶことが上手です。

一方の幼稚園のお子さまは、ある程度決められた時間やルールの中で過ごすため、協調性やバランス感覚が高い印象です。また、教育意識が高く、しつけも自主自立を重んじるご家庭が多いです。

共働きのご家庭が幼稚園を選ぶ際に気をつけたい3つのこと

__ほかに、働きながら幼稚園を選ぶ際に気をつけることはありますか?
① イレギュラーな休みに対応できる準備を
幼稚園は新学期になると午前中で終わる日が続いたり、行事や面談日などのお知らせが直前に届いたりすることがありますので、イレギュラーな休みにも対応できる預け先を予め準備しておく必要があります。

② 幼稚園によっては親族の送迎しか認めないところも
共働きで幼稚園となると、送迎をおじいさま・おばあさまにお願いする方も多いと思いますが、「毎日の事となるとやってみたら負担が大きく、思っていたほど頼れなかった」というケースも聞きます。

いざというときに備えて、シッターさんやファミリーサポートなどの活用を想定しておくことも大切です。ただし、幼稚園によっては親族以外の送迎が不可なところもありますので、事前に調べておきましょう。

③ 長期休みに預け先がないのは想像以上に大変
親は預け先の確保に目が行きがちですが、長期休みに幼稚園がなくダラダラ過ごしてしまうと、「生活習慣が乱れる」「好きなことばかりやりがちになる」「お友だちと遊べずストレスがたまる」など、子どもにとってデメリットにもなりかねません。

特に夏休みは1ヵ月以上と長く、海や山、プールにお祭り、帰省など子どもにとって刺激となる機会(=成長の場)が多いですから、しっかり考えてあげたいですね。

その点、保育園児は夏休みも基本的には通常通りですので、生活リズムが乱れず、お友達との関わりも継続できるという利点はあります。

共働き家庭が幼稚園に通わせるために活用したいサービスと注意点

__伸芽会式教育による1歳からの保育施設「伸芽’Sクラブ」では、共働きのご家庭が幼稚園と併用されている方が多いそうですが、どのような目的で通われていますか?
伸芽’Sクラブに通う年少~年長児のほとんどが、幼稚園と併用して午後に利用されています。主な利用目的は以下の通りです。
・午後の時間の有効活用(習い事)として
・小学校受験対策として
・内部進学者(幼小一貫校)の就学準備として
・小学校受験は考えていないが、中学受験に向けた学びの土台作りとして

目的はさまざまですが、たとえ専業主婦であっても、毎日お母様がしつけや学習面まで全部を見るのはとても大変です。

お子さまは、お母様と離れて「自分の力で考え行動する」という経験を積むことで、自立度が増しますから、幼稚園の場合は、長い午後の時間に外部のお預かりサービスを利用するのも有効です。

__伸芽’Sクラブのような「集団でのお預かり」のメリットについて教えてください
この時期のお子さまは、「家族以外の大人との関わり」や「お友だちの力」で成長します。たとえば、野菜嫌いの子が、お友だちが食べている姿を見て「食べてみよう」と思ったり、何かを頑張って先生に褒められているお友だちに刺激を受けて「自分もやってみよう」と思ったりするからです。
さらに、伸芽’Sクラブの異年齢保育もポイントです。何百回もボールがつける年上のお友だちを見て刺激を受けて努力したり、年上のお子さまは年下の子を気遣う心や、リーダーシップ力が芽生えたりします。

__アフター幼稚園は、週に何回くらい通うのが理想ですか?
伸芽’Sクラブは週3時間×1日のアフターコースからご利用可能です。週1回でも成長を感じ、親御さん自身もお子さまとの関わり方や意識が変化していきますが、週に2回以上通っていただくと、より学びが定着し、基本的な生活習慣も身についていきます。

__習い事も可能ですか?
伸芽’Sクラブでは、平日のお預かりの間に、ピアノやバイオリン、英語に体操、絵画・造形、バレエなどの習い事が可能です(送迎不要)。
一般的に、幼稚園で行う習い事は園と切り離して運営するケースがほとんどですが、伸芽’Sクラブは習い事の先生と担任とが情報を共有しているため、教育効果も高く、お子さまとの信頼関係も強いのが他にはない魅力だと感じています。

伸芽’Sサマーフェスティバルといった大規模な発表会も毎年あり、目標に向かって努力する力や大舞台の発表で自信がつきます。

__保護者にはどのようなフィードバックがありますか?
お帰りの際は先生がその日のようすを保護者様にお伝えします。また、保育参観や面談を定期的に行い、担任からは毎月指導レポートがあります。

お子さまの成長度合いを可視化することで、親御さんは不安を解消でき、家庭学習にも活かせると考えています。

共働きのご家庭が幼稚園に通わせるには、保育園以上に家族や外部のサポートが不可欠です。

お子さまは、よい意味でも悪い意味でも環境に影響されますから、幼稚園を選ぶ際は午後の過ごし方が大切ですし、お預け先が「わが子にとって安心できて刺激を受けられる集団かどうか」をぜひチェックしてみてください。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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