あなたはどう思う?話題の子育てグッズ”迷子紐”問題
2~3歳の子はとくに突拍子もなく走り出したり、怖いもの知らずで危ないものを触ろうとしたり、本当に目が離せませんよね。
そこで今注目されているのが「迷子紐」。賛否両論あるようですが、正しく使うには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。
目次
必要な場合に正しく使えば危険を回避できる便利グッズ!?
迷子紐とは、文字通り、“迷子にならないよう小さな子どもに装着する紐”のこと。ハーネスや子ども用のリュックなどに、付属の紐を取り付けたりして使用します。
欧米では、事故や犯罪防止のために広く使われているようです。最近は、日本でも需要が増えているこの迷子紐が、テレビやネットで今ちょっとした話題になっています。
否定派の意見
「子どもの自由が奪われてかわいそう」
「まるでペットみたい」
「虐待しているように見える」
「親が目を離さなければ、それ(迷子紐)自体必要ない」
「手を繋ぐことで叱ったり褒めたりでき、スキンシップになる」
「親自身が、言葉で根気強く危険を伝える安全教育を怠っているように見える」
「道具で無理やり安全な状態にしていると、子どもは危ないという状況を学べないのではないか」
など、人の目を気にした意見や、子育ての仕方や安全教育として良くない、というような声がありました。
肯定派の意見
「何か(事故等)あってからでは遅い」
「危ない、飛び出しちゃダメだよ、と言ってわかる子どもばかりじゃない」
「動物モチーフのリュックタイプは見た目も可愛く実用的」
このような肯定的な意見もあります。
利用者の声は…?
私の周りで実際に利用している人に使う理由を聞いてみたところ、
「道路に飛び出す危険が減った」
「家の前が大通りに面しているので、自転車やバイクが危ない」
「マンションの駐車場を通る際に、手を振り払って飛び出すことがある」
「第二子がお腹にいて、自分ひとりの時はすぐに追いかけられないからあると安心」
など便利な点も多そうです。また、
「思わず強く引っ張ったら子どもが転んだ」
「付けるのを嫌がり、人にぶつかりそうになった」
など、かえって危険なこともあるそう。
そこで、使う場合の注意点をまとめてみました。
①紐を強く引っ張らない(転ぶ危険がある)
②子どもが嫌がるときは無理に使わない(親から離れようと逃げて逆効果)
③紐を短めにする(長くしていると、ものに絡まることも)
④使用中は目を離さない(安心しきって子どもを見ずにいて危険に気づかないことも…)
私個人の意見としては、危ないと感じる場所や、荷物が多くて子どもをきちんとケアできない場合などどうしても必要な場合にだけつけて、目を離さずに使用するならとても便利なものなのではないかな、と思いました。
もちろん、危ないことはその都度きちんと言葉で分かるまで教えることが大前提ですが。皆さんはどう思われますか?