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子育て

小学校まであと2ヵ月!男の子に時間を守らせる4つのコツ

小学校まであと2ヵ月!男の子に時間を守らせる4つのコツ

小学校入学まであと数か月。幼稚園や保育園とは異なり、4月からは自分で時間を見て行動することが求められる小学校生活がスタートします。

特に男の子のママは「わが子が寄り道したりして遅刻しないか」、「忘れ物をしないで準備できるか」、など、不安でいっぱいな方も多いのではないでしょうか。

監修者プロフィール
飯田道郎

1960年福井県生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中に伸芽会の創立者・大堀秀夫と出会い、入社。子どもの目線に寄り添い子どものやる気を引き出す人気教師として男の子の指導に定評があり、これまで3,000人以上の教え子を難関校へと導く。著書に『9歳までの男の子の育て方』(世界文化社)。本サイトのYoutubeチャンネルであるSHINGA FARMちゃんねるへレギュラー出演中の他、AERA with Kisds+朝日新聞 DIGITALなど多くのメディアにも取り上げられるなど、幼児教育業界の第一人者として活躍中。


その1 男は楽しい方に流れる生き物と理解すること!

お姉ちゃんや女の子のお友達はできるのに、息子が「遅刻ばかりして困る」「宿題をしない」「忘れ物が多い…」これは親御さんからよく聞くお悩みです。

ちょっと考えてみてください。「飲み会に出かけたパパが終電を逃してしまった」、「約束の時間までに帰ってこなかった」という経験はありませんか? 男は子どもも大人も楽しい方に流れてしまう生き物なんです。計画を立てたり先を読んだりするのが上手い女性とは、どうも思考回路が違うようです。

ですから、愛する息子には、まず9歳までは「できなくて当然」「思い通りにしようと思わない」ことが大切です。

その2 時計を持たせて時間の感覚を身につけよう

とはいえ、一人で登下校をしたり、休み時間の間にトイレに行ったりと時間を読んだ行動が求められる小学生。その前に家庭でできることはいくつかあります。

まずは、安くていいのでアナログの腕時計を与えましょう。「今何時?」から始まり、「〇時〇分に出かけるよ」と時間を見て支度をさせ、最終的には「身支度するのに何分かかるか」と逆算できるようになるのがベストです。

これは未就学児(4歳くらい)のうちからはじめておくといいでしょう。

その3 生活の時間割を一緒に作ってみよう

時間の感覚がなんとなくつかめてきたら、次は生活の時間割表を作ってみます。円の中に1~12の時間を書いた簡単なものでOKです。

何時に起きて、支度をして学校に行き、帰宅後のやるべきこと(やりたいこと)の時間配分を、親が決めたものではなく自分で決めていくことが大切です。

「これだと寝る時間が遅くなる」→「翌朝遅刻する」→「じゃあ見たいテレビは録画して週末に見よう」など自分で気づけるようになると理想的ですね。(失敗して自分で修正させるのも効果的です)

その4 魔法のことば「パパの方が好き」「赤ちゃんでいてね」作戦!

とはいえ、日々の忘れ物や遅刻にママはイライラしてしまうこともあるでしょう。そんなときに怒るのは逆効果。男の子たちは「どうすれば怒られないか」の言い訳ばかりを考えるようになってしまいます。

では、どうすべきか。それは異性としてママが息子に嫉妬させるのです。

効果的な言葉としては
・忘れ物もしないし自分で支度ができるから、パパの方が〇〇君より好き!
・早起きできる△△ちゃんと〇○君を交換してもらいたいな…

さらに、ママになんでもやってほしい甘えん坊な男の子に対しては、「自分でやりなさい!」ではなく、

・お着替えも明日の準備もママがしてあげるよ、だからずーっと赤ちゃんのままでいてね。小学校には行かないでいいよー

仏の心で女優のように演じれば、「いやだ!僕自分でやる!」と男の子は奮起するものです。

また、「寄り道をして約束の時間に帰ってこない」といった時間を守れない子には、怒るのではなく、泣くのがおすすめ。大人も子どもも男性は女性の涙にはかないませんから、「心配したよ、でも無事でよかった」と涙を流せば、「大好きなママを泣かせてはいけない」と思うはずです

いかがでしたか?「男の子は何歳になっても何かと母親(女性)に依存してしまうもの。依存ではなく絆を深めながら自立した関係を築いていけるのが理想です」という飯田先生の言葉が印象的でした。

息子に時間を守らせるには、ママの演技力とパパ育てがカギのようですね!

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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