子どもたちに大人気!「マイクラ実況キャンプ2019」に潜入

子どもたちに大人気!「マイクラ実況キャンプ2019」に潜入

3年間で、3,000⼈以上が参加した「ユーチューバーアカデミー」が、2019年12⽉、フルマアカデミーに名前を変え、「映像クリエイターコース」と「マイクラ 実況コース」の2コースで、⼦どもたちの「やりたい!」を全⼒で応援するという(https://fulma.com/)。今回は、新コース開講に先駆けて行われた、「マイクラ実況キャンプ2019」の模様をお届けします。

お話を伺ったのは、FULMA株式会社COO(最高執行責任者)で広報ご担当の中條武さんです。

今、子どもたちに人気のYouTuberはゲーム実況!

最近の子どもたちの人気YouTuberはゲーム実況だと言うことをご存知でしょうか。いわば、ヒカキンなどはやや時代遅れのよう……(ヒカキンのゲーム実況は人気)。

「弊社でもフルマアカデミーに通う子どもたちにアンケートをとったところ、好きなユーチューバーにゲーム実況が多数ランクインしているんです」。

(ゲーム実況を主に投稿しているYouTuberは5位のたくっち、6位のぐっちの部屋、11位のポッキー、14位のしょうじ、19位のななとGaamesなど…)

「私たちのコンセプトは“子どもたちのやりたいことをカタチに”。であれば、やりたいことは出来る限りやらせてあげたいという思いで、兼ねてから要望があったマイクラ実況コースを作ることになりました」(中條さん)

マイクラがなぜそこまで人気な理由とは?

マイクラ(マインクラフト)は、ブロックを設置して、冒険に行くゲーム。ゲーム機に限らず、PCやスマホ、タブレットでも遊べることから世代を問わず人気で、累計1億2,000万本を売り上げる、世界中で大人気なゲーム。

「ゲームの中なら内容が無制限なので、家を建てたり、空を飛んだり…、実生活ではなかなかできないようなことも叶うんです。たとえば、建物を作るには、木や石などの素材がいるし、その素材を集めるための道具も必要。さらにその道具を作る素材が身近になければ、素材を求めて旅に出て、敵と戦うことも。マイクラの世界の中では、楽しみ方は自由自在です。そんなマイクラのプレイ動画を編集してYouTubeにアップしたものが“ゲーム実況”。まさに、企画力や編集力が試されるものなんです」(中條さん)。

有名なゲーム実況のYouTuberの真似をしてみたいというのが子どもたちの動機なようですが、ゲーム実況は自分の顔出しはないので(声だけ入れることも可能)、顔出しさせたくないという親御さんにとっても安心なのかもしれません。

「マイクラ実況キャンプ2019」ではどんなことをするの?

今回で5回目となる「マイクラ実況キャンプ」。小学1年生~6年生が10:00~16:00×2日間にわたり、マイクラ動画を編集していくキャンプ形式です。今回の参加者は、16名。うち2名は女の子も。

といっても、ただゲームをするのではなく、最終的には撮影した3本の動画を5分から10分の1本に編集するのですが、

・ストーリーボードでやりたいことの計画を立て
・それにそってゲームをする様子を撮影し、その動画を編集していく
・目のひくサムネイルを作って終了

という流れ。

「初日では編集講座で編集の仕方やゲーム動画の著作権に関するリテラシーなどもしっかり学んで、2日目は編集を1時間20分、もくもくと作業します。視聴者の視点を意識し、どのような動画を作るかを考える工程は、まさにメタ認知(自分を客観的に認知する能力)といえます。

リピーターの子も多く、基本1人で参加する子ばかりですが、普段はできない2人、3人のチームになって動画を撮影する“マルチプレイ”を企画する子がほとんど。協力して数人で動画を撮影するまでの準備の時間も、大事な学びの時間となります」(中條さん)

どんな子たちが参加しているの? 

では、実際に今回のマイクラ実況キャンプ2019に参加した小学生とその親御さんの声を集めてみました。

【参加した感想(本人)】
・マイクラは、自分で自由に街を作ったりできるところが好き(5年生・女の子)
・はじめてやって難しいかなと思ったけど、楽しかった(2年生・男の子)
・音をつけたり、テロップを入れるのが面白い(3年生・男の子)
・今回はカット割にこだわりました。マイクラ実況キャンプは今回で2回目だけど、前回よりはちょっと上手くなったと思う(3年生・男の子)
・今日はテロップにこだわった。来年くらいからYouTuberになってゲームの動画を出したいと思っている(5年生男の子) 

「すごいね!」と友達同士で完成動画を見せ合う子どもたち。でも、人に見せるのはちょっと恥ずかしいという子も。自分の世界観を完成させるのが一番面白いところという声が多かったです。皆時間が足りなかったようで、「時間があればもっともっとやりたい」と目をキラキラさせていました。

【親御さんの声】
・マイクラが大好きなので参加しました。今回で2回目です。運動も苦手、勉強もあまり好きではないけど、これが彼のモチベーションになっているようなので、好きなことを応援してあげたいなと思っています。(3年生・男の子のお母さん)

・普段は2週間に1回、フルマアカデミーの継続クラスを受講しています。実は学校生活があまりうまくいっていないのですが、ここが2週間をリセットできる、自分の素を出せる大事な場所になっていると感じています。(4年生・女の子のお母さん)

・今回初めて参加しました。私的にはYouTubeの魅力は正直あまり分からない部分もあるのですが(笑)、本人が大好きなので、楽しんで参加できてよかったです。(2年生・男の子のお母さん)

今回取材して感じたのは、誰一人「やらされている」子がいないということ。好きなことだからこそ、もっとうまくなりたいし、アイデアも出てくるし、努力もできる。
中條さんが「好きなことを続けることで、得意になり自信になるんです」とおっしゃっていたのが印象的でした。

親が子どもの好きを応援することは、簡単なようで難しいものですが、その大切さを改めて感じました。

フルマアカデミーでは、4月から恵比寿校で新たに1年間の「マイクラ実況コース」を開講予定。興味のある方はぜひ。無料体験会も実施中とのことです。

https://fulma.com/academy_trial.html

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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