年中からの転園例も!こだわり園に通うママたちのホンネ話!
シュタイナーにレッジョエミリア、ヨコミネ式、スポーツ系…。教育方針にこだわりのある話題の保育園やこども園に通うママにアンケートを実施。その結果見えてきた、転園の理由やホンネとは? これからの園選びや転園の参考に!
目次
こだわりのある園に通ってよかった点は?
まずは、こだわりのある園に通ってここがよかった!というプラスポイントからご紹介。実際に通うママの声はとってもリアルです!
毎朝3km走る!「スポーツ系こども園」
「2歳の頃から明らかに活発だったので、これは手に負えないと思いスポーツ系こども園へ。自転車に鉄棒、体操と幼稚園や保育園のお友達に比べてなんでも先にできるようになるので自信がつくようです。
登園すると3km 走るのが日課で、年中から母子分離でスキー合宿もありドキドキしますが、親の子離れの練習にもなるかと思いました。男の子にはおすすめ!(年長ママ)」
子どもの自主性を尊重する「シュタイナー幼稚園」
4歳までは保育園に通っていましたが、そこからシュタイナーの幼稚園に転園しました。点数評価や相対評価といった今の日本の公教育の考えではなく、自己肯定感を育め、自分で自分の道を切り拓いていく力を育めるという、シュタイナー教育に惹かれたからです。
一番の違いは、通う園児が全員テレビやDVDなどのメディアを見ないこと!遊ぶ際も、市販のブロックなどではなく、木や手作りの紐やシルク布など形が画一的ではないおもちゃでごっこ遊びをするので、既存の他社が作ったものに偏らず、自分たちで考え出した想像の世界の遊びやお話に没頭できます。先生が何か注意をする際も声を荒げて子どもを静かにさせたりはしません。小さな音の楽器や歌声で子どもたちの意識を先生に向けさせます。上の子はそのままシュタイナー小学校に通っていますが、テストや成績表で他人と比べるのではなく、絶対評価でその子自身をみていく教育方針。わが子が伸び伸びと、生き生きと過ごしている様子を見て、通わせてよかった!と感じています。(年長ママ)」
今日の遊びは自分で決める!「レッジョエミリア式幼稚園」
「イタリア生まれの教育方針で個々の意思や個性を尊重したアプローチで最近日本でも話題になっています。何をするにも教え込むことはせず、自分たちで決めるので、今日する遊びも「〇〇を使って△を作ります」など各自が発表して行います(翌日にその続きを行うことも自由)。
製作にはとても力を入れており、活動中は先生がその子の成長を(△がきれいにかけるようになったなど)細かくメモしてくれます。五感を使って感性を豊かに、その子のペースで伸び伸び育てたい方にはおすすめ。(年少ママ)」
習い事要らず!「ヨコミネ式保育園」
「説明会での教育方針に感銘を受け認証園から転園。働きながらだと、あれこれ習い事をさせるのは大変なので、英語にダンス、剣道にワークと保育園でいろいろやってくれるのはかなり助かります。その分土日は家族の時間に使ったり深めたい習い事を集中してできますし。
子どもの新しい可能性が知れていろんな面で刺激を与えてくれる園です。もちろん下の子も入れました。(年中ママ)」
通ってみて知ったこだわり園のイマイチだった点とは?
続いては、通ってみて分かった、こだわり園のイマイチポイントをご紹介します。一見素敵に見える仕組みにもいい面ばかりではないトコロがあったりするんです!
ママお仕事行かないで!と泣かれる「認定こども園」
「うちは年中から幼稚園組と保育園組が混ざるシステムのこども園。なので、年中の4月は毎年“なんでうちのママはお仕事しているの?行かないで!”と大泣きで情緒不安定になるのが恒例。小学校になればワ―ママと専業ママが混ざるのは当たり前でも、クラスの中で早く帰る子と遅い子がいるのはどうなのかなあと。
さらに、幼稚園のお預かりで不定期の仕事に出ていたママは、保育園ママ枠が優先のため働けなくなってしまう場合も。既存組みにはあまりメリットがないのかな…。(年中ママ)」
4歳にして劣等感が…「ヨコミネ式保育園」
「できる子とできない子の差がすごい。ブリッジから鉛筆の持ち方、書き取りレベルまですべてのことが表で貼りだしてある。好奇心旺盛な子はいいけれど、じっくり取り組みたい子や早生まれの子には劣等感を植え付けるような気もします。
あとは、新設園だったのでさらに初年度はかなりバタバタでした。大人数すぎて管理が行き届かず、保護者からのクレームが未だにすごい。素敵なカリキュラムかどうかよりも、働く先生たちの体制がきちんと機能しているかを見極める方が大切だったかも…。
私のイライラが募りすぎて、正直今からでも転園できないか検討しています。(年中ママ)」
最初は不便さを感じるかも・・・「シュタイナー幼稚園」
子どもの想像力を阻害しないため、テレビやDVDを子どもに見せないようにしたり、キャラクターの付いた洋服やグッズの使用を控えるようにすることが基本方針。そうなると、親も子どもの前でテレビやDVDを見ることができなかったり、無地の洋服や鞄などを探さなければなりません。最近はキャラクターの付いていない商品を探すのも難しく、洋服やグッズ選びに苦労しました。それに、自分が子どもの前ではテレビやDVDを見るのを我慢しなくてはいけない、というのも最初はストレスがたまり苦痛でした。
うちの子にはストレスでしかなかった「スポーツ系こども園」
「地元では有名のスポーツ系こども園に1歳から入園待ち。番が回ってきてようやく認証園から3歳で転園するも、うちの子には合わなかった。周りの子たちに圧倒されたのか、行きたくないと泣かれ、やむなく前にいた小規模の認証園にお願いして1ヵ月で出戻り…。
少人数でゆったり過ごす園が落ち着く子もいるんだなと反省しました。親のエゴで決めてはダメですね。(小2のママ)」
子どもが本当につらそうな場合は何歳からでも転園を視野にいれてみましょう。年中、年長からの転園は希望者が少ないので、引っ越しなどで定員割れしていて1名程度ならすぐに入れる場合もあります。
あきらめずに、自分の子に合った園選びをしてあげましょう!もちろん、その場合は実際に見学に行って自分の目で見ることも忘れずに。
SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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