卒園旅行におすすめ!家族とママ友と行きたい、春の旅育スポット

春休みに向けて、保育園・幼稚園の卒園記念や進級祝いに旅を計画する方も多いはず。そこで、思い出作りはもちろん、一つ学年を重ねる春には「旅育」も意識して、学びのモチベーションを高めませんか?
宿泊から日帰りまで、春にぴったりの旅育プランを、旅育コンサルタントの村田和子さんに教えていただきました!
・村田さんおすすめの旅行スポットは、こちらの記事でもご紹介しています。

トラベルナレッジ代表
「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに活動する旅行ジャーナリスト・旅育コンサルタント。実体験をもとにした旅の魅力や楽しみ方を年間100以上の媒体で紹介する他、各種講演、宿や地域のコンサルティングを行う。また、旅を通じて子どもの生きる力を育む『旅育メソッド®︎』の発案者であり、『旅育BOOK』(日本実業出版社)など著書も多数。総合旅行業務取扱管理者/販売士一級/クルーズコンサルタントなどの資格も持つ1児の母。 HP(https://www.travel-k.com/)、X(@travel_k)、Instagram(@murata_kazuko)
目次
卒園旅行は旅育のチャンス!「楽しさ」×「学び」で一石二鳥
気候も穏やかで過ごしやすい春は、子ども連れでの旅におすすめのシーズン。暖かな日差しの中、花の蕾もほころび、景色が華やかに彩る様子は、見ているだけで心も明るくなります。
また、卒園や進級など、子どもたちが階段を一歩上がる節目に家族やママ友と一緒に旅で祝うのもいいですね。「次もがんばろう!」という子どものモチベーションを高める「旅育」を取り入れれば、新学期に向けて一石二鳥。
今回は、家族やママ友と行きたい春の旅育スポットをご紹介します。
家族で「卒園旅育」おすすめ2選!
日本唯一のアグリツーリズモリゾートで、食への興味を育む
「リゾナーレ那須」
HP:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonarenasu/
日本唯一のアグリツーリズモリゾートでは、農業を体感型で楽しみ、学びになるアクティビティが豊富。予約なしで毎日開催する「ファーマーズレッスン(無料)」は、農家さんがその時期にしている作業を体験できます。冬場は肥料や土づくりなど、春には種まき、夏~秋には収穫体験もあります。
「なぜこの作業が必要なのか?」というスタッフの説明を聞き、使命感に燃えて作業に没頭するお子さんの姿も。リゾート内で収穫された野菜は収穫量に応じてレストランで提供されることもあるので、農業や自然への理解も深まります。
お米の一生を体験する「お米の学校」は、春の「田植え」、秋の「稲刈り」「脱穀・炊飯」などを体験できる人気のプログラム(年3回開催)。
各回の体験後には、羽釜で炊いたご飯でおむすびを結び、食べることができます。那須山がそびえるリゾート内は自然にあふれ、親子でさまざまな体験をすれば絆も深まります。
他にも、3つの円錐形の屋根が印象的な憩いとアクティビティ施設「POKO POKO」では、農業や料理、自然に親しむ本が揃う「Books&Cafe」、石窯ピッツァ作りやお子さんがコックコートに着替えてデザートを盛り付けて楽しむ「リゾナーレキッズスタジオ」体験、プレイエリアや託児施設も完備と、天候を気にせず楽しめる仕掛けがいっぱいです。
山の上のグランピングで、作って楽しむ極上の体感型ディナー
「ネイチャーライブ六甲」
HP:https://naturelive.co.jp

大阪から車で45分、六甲山からの美しい景色や夜景を楽しみ、体験を通して親子でリフレッシュできる森の中のグランピング施設。
テントをイメージした三角屋根のスカイコテージは、全部で5棟。ハンモックテラスは、眼下に大阪湾や神戸の街など絶景が広がり宙に浮かぶようで親子で楽しめます。さまざまな体験や飲み物がオールインクルーシブなのもうれしいポイントです。

樹齢300年の木を使ったファイヤ-ピットではフィナンシェ作り、巨大のこ引き体験では、切り株にレーザー光線で好きなメッセージをいれて持ち帰れます。

最大の魅力はグランピングアテンダントが2時間、つきっきりでサポートしてくれる「作って楽しむ極上の体感型ディナー」。前菜からデザートまで客室テラスの「特製のグリル窯」で調理し、味も本格派。
ファミリーにおすすめなのは「アウトドアデビュープラン」。お子さんが「シェフ」に任命され、本物のシェフに変身し、初めてアウトドア料理を作り上げる経験は、家族の忘れられない思い出になります。

ママ友と近場で行ける「卒園旅育」おすすめ3選!
都会の真ん中にある、自然と学びのオアシス「国立科学博物館 附属自然教育園」
HP:https://ins.kahaku.go.jp
東京都内、港区白金台にある旅育スポットが国立科学博物館 附属自然教育園。天然記念物及び史跡にも指定されている広大な園内は、里山の風景が広がり、四季折々の植物や昆虫・野鳥などの観察ができます。
園内には東屋やベンチがあるので、春にはお弁当などを持参してゆっくり過ごすのもおすすめ。ホームページには事前学習向けの情報も。
「自然教育園の歩き方 スパイTHEネイチャーになろう!(現地でも配布)」は、子ども向けに自然との向き合い方や観察の方法が、楽しみながら身につきます。


画像提供:国立科学博物館附属自然教育園

画像提供:国立科学博物館附属自然教育園
8つの乗り物でどこへいく?親子一緒に計画から楽しむ
「箱根フリーパス・デジタル箱根フリーパス(小田急電鉄のお得なきっぷ)」
HP:https://www.odakyu-freepass.jp/hakone/
箱根登山電車、箱根ロープウェイ、箱根海賊船など8つの乗り物が乗れる箱根フリーパス・デジタル箱根フリーパスは、旅の計画を親子でするのにぴったり。
2日間用と3日間用があり、例えば首都圏の新宿発着(新宿から小田原までの往復乗車券と箱根エリアのフリー乗車で)の値段は大人6,100円、こども1,100円(特急券は別途必要)。※2025年3月5日現在
見どころの多い箱根エリアも、これ一枚で存分に満喫できます。ママ友と一緒に、子どもの意見を聞きながら旅の計画をするのにおすすめです。


思考力を鍛えると注目のボードゲームで思い出作り
「MIMARU大阪 難波STATION」
HP:https://mimaruhotels.com/jp/hotel/namba-station/boardgame/

脳を活性化させる、思考力が高まると注目されるボードゲーム。大阪難波に2022年6月に誕生した、「ボードゲーム」がテーマのユニークなホテルは、世界130種以上のボードゲームに加え、ホテルオリジナルの体感型ゲームも。
客室内には20個の金貨が隠されており、部屋に入るとまずはそれを見つけるのに没頭すること間違いなし(難易度が高めで大人でも全部見つけるのは難しい!)。
ホテル名の「MIMARU」とは、「み(MI)んなで、泊まる(MARU)」。全客室とも大人4人で泊まれる仕様で、家電やキッチン(調理器具完備)もあります。
食事つきではないため、食材を買って調理したり、デリバリーしたり、近くの飲食店を楽しんだりできます。
ボードゲームは、ルールの理解やコミュニケーションが必要で旅育にもぴったり。みんなでわいわい楽しめば思い出になるはずです。
【まとめ】
3月に卒園を迎えるお子さんと旅をするのなら、3月中がお得です。JRなど交通機関は3月中は幼児料金、4月1日からは新しい学年、つまり小児料金(鉄道の場合は、大人の半額)が必要となります。小学生になると、子どもにかかる旅行代金がアップするので、卒園時の3月は幼児料金でお得に行けるラストチャンス!ぜひお好みの旅先を見つけて出かけましょう。

「可愛い子には旅をさせよ」!? フランス流・子どもたちの夏休み
SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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