子どもと食【後編】肥満とおやつについて考えてみよう

後編では、ママが気になる「肥満とおやつ」について看護師の服部先生にお話を伺います。
「チョコレートは何歳になったらあげるべき?」「成長曲線内なら肥満ではない?」「甘いものを制限しすぎるとかえって執着する?」などなど、気になるワードがいっぱいです。
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子どもと食【前編】子どもにアレルギー反応が出たらどうするべき?
目次
味覚が発達する3歳まではお菓子の制限を頑張って
「〇〇ちゃんがチョコレートを食べていたから僕も食べたい!」、子どもが集まるママ会でこんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。特に上に兄妹がいる場合はなおさら。1歳でポテトチップスやチョコレートを平気で食べている子もいますよね。
ご家庭によって価値観はさまざまなので強要はできませんが、私はよく“味覚が発達する3歳まではお菓子制限を頑張って”とママたちにお伝えしています。ただ、あれもこれもダメ!と厳しくしすぎると、かえって執着心が出てあるとき制限なく食べてしまう…なんていうことも。
これはゲームにおいても言えることなんですが、ほどよく年齢にあったものを与えていくのがベストだと思います。2、3歳の子に我慢を教えるのは大変ですが、お菓子を与える際は量を決めて「今日はこれだけね!」と約束しながら与えるのを習慣にしてください。
子どもの噛まない、早食いは肥満のもと!
うちの子は肥満ぎみだから…と悩まれるお母さんがいます。食事には何分間かけていますか? きちんと噛んで食べていますか? 大人も子どもも早食いは肥満のもと。TVを見ながら5分でさーっと流し込むなんてもってのほかです(特にパパも)。
家族みんなで会話をしながら、最低20分間は食卓につくことを心掛けましょう。食材をかみごたえのあるものにしたり切り方を大きくしてみたりと噛む習慣を小さいころから身に付けさせてあげてください。
母子手帳にも載っている成長曲線の範囲内であれば肥満ではありません。ただ、その曲線が激しく上下する場合は一度専門家に相談してもいいかもしれません。
食べさせて!は愛情不足かワガママかのサイン
だらだら食べる、遊び食いをする、こぼす…最後には決まって「ママ食べさせてー」。ママがついイライラしてしまう…これは“食事あるある”ですよね。この「食べさせて」は愛情不足かワガママかのサインだと言われています。
最近忙しくてちょっと一緒に遊んであげていないなと思うときは甘えている証拠。どうぞ食べさせてあげてください。
でもそれを習慣化するのは危険。これは自分で食べようね、できたらすごい!と褒めるなど声掛けしながら自分で食べる楽しさも教えてあげて。
好き嫌い克服のカギは、親が楽しくおいしそうに食べる姿を見せること
肥満も心配ですが、食べないのはもっと心配です。「うちの子は〇〇が嫌いだから」とつい食卓に並ばなくなりがちですが、たいていの場合食わず嫌いが多いので、嫌いな食べ物も構わず出し続けてください。
そこで、パパやママが美味しそうに食べる姿を見せてあげれば、「じゃあ食べてみようかな」という興味が湧いてくるもの。一口でも食べられたら思い切り褒めて。自分で育てた野菜や果物狩りなども刺激になります。
ぜひ3~5歳のうちにぜひ、食べる楽しさ、食への興味を育ててあげてください。大きくなってからだとなかなか克服が大変ですよ。
いかがでしたか。我が家も気付けば早食いになっていたかもと反省。
「家族みんなで会話をしながら、最低20分間は食卓につく」。「味覚が発達する3歳まではお菓子の制限を頑張る」を心にとめておこうと思いました。