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『東大脳を育てる3歳までの習慣』著者の東大卒ママたちにインタビュー!

『東大脳を育てる3歳までの習慣』著者の東大卒ママたちにインタビュー!

発売わずか1週間で増版が決まった話題の子育て本『東大脳を育てる3歳までの習慣』(小学館)。今回は、この本の著者である「東大卒ママの会」メンバーの3名にお話を伺いました。自身の幼少期の話からわが子の知的好奇心を刺激する子育て術まで、役立つ情報が満載です!

「東大卒ママの会」とは、東京大学卒業(2011年~2012年度)の現役子育てグループ。主要メンバーは7名。東大出身者が受けてきた幼児教育に、子育てママ世代の関心が高いことに着目し、そのネットワークを活かし、東大OBOGたちへのヒアリングやアンケートを行う。これらデータを基に「東大生の幼少期の習慣」を分析し、現役ママの目線も取り入れて、“今すぐできる幼児教育”の実践方法を提案している。著書『東大脳を育てる3歳までの習慣』(小学館)。

今回ご参加いただいた3名の東大卒ママさん(左から)
Aiさん(4歳男の子、2歳女の子のママ)
Yuu さん(3歳男の子のママ)
Eriさん(4歳女の子、2歳男の子のママ)。

 

東大卒の新米ママだからこそ発信できることがあるかもしれない!

__「東大卒ママの会」の発足経緯を教えてください

Yuuさん:東京大学の同級生が同時期にママになり、育児や子育てに関する情報交換をするようになったのが、東大卒ママの会発足のきっかけです。

Aiさん:子育てをする中で、ママ友から「東大出身者のママたちは幼少期にどんなことをしていたの?」と聞かれる機会が増え、改めて幼少期を振り返ることで、私たちが世の中のママさんたちに役立つ情報を発信できるのではないかと考えました。

__どういった活動をしていますか?

Yuuさん:現在は主にインスタグラム(https://www.instagram.com/punyuugram/?hl=ja)で知育に関する情報等を発信しています。

Eriさん:コロナ禍で孤独な育児になっているママたちの役に立てることがあればいいなと思って今はオンラインを中心に講座や座談会なども行っています
https://www.instagram.com/todaimoms/)。

__自分たちで企画書を出版社に持ち込み、本を出版されたそうですね。大変だったことはありますか?

Eriさん:東大卒ママの会のメンバーを中心に257人にアンケートを集め、そこから記事化していったのですが、エビデンス集めは苦労しましたね。

Aiさん:英語で書かれた文献や論文の意味を調べながら読み解いていったのは大変でした。いつのまにか全然違う分野の本を読んでいたなんてことも(笑)。

Yuuさん:本を出すからにはちゃんと裏付けのある情報をと思って約半年かけて皆で手分けして頑張りました。「東大卒の人が書く文章は難しくて読みにくい」と担当編集者の方に指摘されて、6回書き直したのもいい思い出です(笑)。

改めて気づいた、東大卒ママ幼少期の共通点とは?

__皆さんはどんな家庭で育ちましたか?

Yuuさん:両親とも学ぶことが好きな家に育ちました。父は理系ですが地理や歴史本を読むのが好きでしたし、母も大人になってから英語を勉強して英語を教える仕事に就いています。なので、自然と私も学ぶことの楽しさを知った気がします。

Eriさん:私はあまり勉強が好きではなかったので、小学校低学年までは母親が一緒に勉強を見ていてくれたのを覚えていますね。あとは人一倍負けず嫌いな性格だったので、「こんなことも知らないの?」と親に言われるのが悔しくて勉強していました。今思うと親の作戦勝ちですね(笑)。

Aiさん:私は父親の仕事の関係で幼少期に2年間ほど海外で暮らしたので、英語や海外の文化に自然と興味を持つようになりました。あとは、家にいろんなジャンルの図鑑があったので、分からないことがあるとすぐに調べる環境ではあったと思います。

__東大出身でよかったことがあれば教えてください

Eriさん:さまざまな分野で活躍する友人に出会えたのは財産だと思っています。

Aiさん:本当にそう思います。今でも何か調べたり勉強したい分野の本は、そのジャンルに詳しい友人に聞いて、オススメされた本を読んだりしています。

Yuuさん:今の世の中、インターネットを含めて情報が溢れていて何を信じていいか分からないことがありますが、そんなときは信頼できる友人を含むエビデンスかなと思いますね。あとは、普通の新米ママの私たちが本を出せたのは、東大卒だったからなわけで。そこは感謝していますね。

東大卒ママたちが今、子育てて実践していることとは?

__現在、子育てに関して悩みや困っていることはありますか?

Yuuさん:私は仕事もしているので、自分の時間が取れないことも悩みですが、一番は「体力問題」。育児と仕事と家事とをこなすにはかなりの体力がいるなと感じています。

Aiさん:今は子ども中心の生活ですが、来月復職予定なので、これから子育てと仕事のバランスをどうとっていくか、不安もあります。

Eriさん:私は二人目を出産してから専業主婦なので、時間はたっぷりあるのですが、その分「正解がない子育て」について色々と悩んでしまうこともあるので、東大卒のママの会メンバーには本当に助けられています。

__3人がおうちで実践されている「子育てルール」はありますか?

Eriさん:基本的なことなんですけど、「ありがとう」「ごめんなさい」が言えること。あとは家族みんなが仲良くいろんな話ができることをルールにしています。

Aiさん:わが家は「子どもの話をちゃんと聞く」のがルールです。寝る前にベッドの中で、「今日楽しかったこと」をそれぞれ発表し合う時間は大事にしていますね。あとは、与えられた環境の中でベストを尽くすこと。何かのせいにせず、何事もポジティブに切り替えられるようにしたいですし、子どもにもそうして欲しいと思っています。

Yuuさん:「約束を守ること」がわが家のルールです。具体的には「お手伝いが終わったら好きなテレビを見ていいよ」「これが終わったら公園に行こうね」など、どんな小さな約束も守るようにしています。私も守るからあなたも守ろうねというスタンスですね。私自身、幼稚園の頃に両親から“義務と権利”について教わって「やるべきことをやってから好きなことをする」習慣が身についているので、わが子にもそうして欲しいなと思っています。

好きなことを見つけて、学びにつなげる種をまく

__お子さんの習い事はどうしていますか?

Yuuさん: 0歳から水泳、その後体操をしていました。自分がやってよかった習い事をさせている感じです。著書にも書いていますが、東大卒アンケート(著書に掲載)でも、4歳までに始めた習い事は1位がスイミング、2位がピアノ、3位が公文でした。

Aiさん:水泳とピアノです。 私もやっていたし、本人がやりたいと言って始めました。習い事は先生との相性があるので、まずは体験に行ってよく見極めるのが大切かなと。

Eriさん:うちも上の子は2歳からピアノとバレエを。下の子は最近水泳を始めました。自分もそうですが、東大卒ママたちに聞くと、小さいうちは勉強を先取するよりも「体を使って遊ばせたい」という人が多い気がします。

__コロナ禍の今、自宅でどんな遊びを学びにつなげていますか?

Aiさん:今は4歳の息子と「絵本作り」をしています。恐竜や宇宙が好きなので、図鑑で調べて絵を描きがなら一緒にお話を作っています。

Eriさん:私は4歳の娘とお菓子作りや料理をすることが多いですね。娘は野菜の成分や効果に興味があるようなので、ただ作るのではなく成分についても話をしながら作っています。

Yuuさん:うちの息子は電車一筋なのでプラレールで遊ぶことが多いのですが、そこに日本地図のパズルと名産品を組み合わせて、一緒にお話作りをしています。「しまじろうがはやぶさで青森県に来ました。美味しいリンゴを食べています」など。気づけば47都道府県と名産品は言えるようになっていましたね。好きなことを利用して学びにつなげるのが大切だと思います。

__将来お子さんには東大に入ってほしいですか?

Yuuさん:本人が入りたいと言えば別ですが、みんな「東大に絶対入ってほしい」とは全く思っていないと思います。

Eriさん:勉強は押しつけても意味がないと思うので、自らやりたくなるような“知育の種まき”を遊びながら実践しているメンバーは多いのかもしれません。

3歳までの言葉の数で語彙力が決まる!

__本の中で特に印象に残っていることや見どころを教えてください!

Eriさん:とにかく“親子で会話する”ということ。まだ言葉がわからなくても赤ちゃんは聞いていますし、3歳までに浴びた言葉の数で語彙力が決まるとも言われています。たとえば「今日はいい天気だね~あそこに白いワンちゃんがいるよ」など、実況中継しながら散歩するようにしています。

Aiさん:私も0歳のときから話しかけ方には工夫していました。赤ちゃんの頃から「きれいなお花が咲いているね」「大きい車が通ったね」などと、形容詞をつけて話すようにしていたら、2歳になって話す言葉数が違ってきたように感じます。

Yuuさん:もちろん3歳以降でも対話力や聞く力を高めることはとても重要だと思っています。この本は、子育てを終えた親世代ではなくて、現役のママたちが書いたのがポイントです。共働きやワンオペといった今のママたちが抱える悩みを共有しながら、最新の知育情報やすぐに使える育児情報をリアルな目線で紹介しています。

【まとめ】
・親が積極的に学ぶ姿を子どもに見せることで、自然と学ぶ楽しさが伝わる
・おうちルールを作ってブレずに実践する
・日々の子育ての中で、楽しみながら知育の種まきをしていく
・3歳までの会話量で語彙力をアップさせる
・情報はエビデンスを気にしながら正しく読み取ること

最後に皆さんから

「子育てには正解がないので悩んでしまいますよね。私たちもそうです。今後も、子育てに役立つ情報を発信しながらオンライン講座や座談会を通して、皆さんと一緒に悩みを共有しながら考えていけたら嬉しいです」とメッセージをいただきました。
詳しくはぜひ、『東大脳を育てる3歳までの習慣』(小学館)の本や、こちらのインスタグラムをチェックしてみてください!

https://www.instagram.com/todaimoms/
https://www.instagram.com/punyuugram/?hl=ja

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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