今どきママが知っておきたい“小1の壁”と対策法! ~都会のママ友ルール第10弾~
3月31日まで保育園まで送り迎えをしていたわが子が4月1日から一人で学校へ…。そんな心配や不安とともにやってくる「小1の壁」。今回は、ワ―ママのみならず、専業ママ編、登下校編、生活編、放課後編、ママ友編など、小1ならではのお悩みと解決策をご紹介していきます。
目次
お迎えした方がよっぽど楽! ワ―ママを悩ます学童問題…
保育園はだいたい延長保育をすれば19時頃までは見ていてくれたのに、小学生になると18時までだったりします。この隙間時間を一年生が一人でどう過ごすか…がワ―ママを悩ます一番の問題です。
「これまでは時短勤務をしていましたが、未就学児までの制度だったので4月からはフルタイム勤務に…どうしてもやりくりできなそうで、退職しました(港区ママ)」
「大規模マンションなので、隙間時間の約45分をお友達と共有部分で宿題をさせて待たせることに。そこに私たちが合流して一緒に帰宅しています(江東区ママ)」
「小学校の入学式が4月1日じゃないのが謎!卒園から入学式までの10日ほどは学童に通うのですが、お弁当があったり時間が短かったりして、入学前から本当に大変でした(中央区ママ)」
「1時間のPTAのために有給を取っていたらあっという間に使える有給がなくなってしまった。加えて下の子が保育園に転園したばかり。お熱の呼び出しもあり、4月はほぼ仕事に行けなく職場で肩身が狭かった…(品川区ママ)」
他の対策として、「フレックスや在宅勤務に変えて働き方改革を実行した」「休みが調整しやすい部署に異動した」というママもいました。
知らない子が放課後家に来て遊ぶのはアリ?専業ママが抱える放課後問題
小1の壁はワ―ママだけではありません。ママが家にいると学童に行かなくてもよいとなりますが、その分悩みは増えるもの…。
「用事があったので鍵を渡して外出して帰宅したら、知らないお友達をたくさん家にあげて好き放題遊んでいた(中央区ママ)」
「友達と遊んでくる!と出かけて帰宅したら、私の知らないお宅にお邪魔して手作りのケーキをいただいたとか。あとで子どもと一緒にそのお宅を訪ねて挨拶しにいきました(江東区ママ)」
家の鍵を持たせるかどうかは悩ましいですね。対策として多かったのは、「トラブルの原因になりかねないので、しばらくは鍵も持たせず公園や共有施設のみで遊ばせる!」というものでした。
宿題にプリント、急な空き箱…大量のお知らせ管理問題!
小学生になって一番大変なものとしてあがった第一位が「大量のプリント管理」。
「保育園の頃のように、疲れて子どもと一緒に寝落ちとかしていると、翌日の朝に「宿題やってない」「工作用のペットボトルが必要だった」など、大騒ぎになります。(港区ママ)
「あるとき、子どもの部屋から期限の切れた提出プリントやテストの山を発見したときは焦りました。女の子でも管理ができない子はいるんです…涙。(中央区ママ)」
宿題に提出物、忘れ物チェックとあれこれ親が口出ししすぎるのも禁物。忘れて困った経験も大事なんだそう。親は自分で管理できるよう手助けを心がけて。「リビングの目立つ場所に提出BOXを作った」などシステム化して乗り越えた人も。
一人は心配だけど集団登校実は面倒…登下校編
小学一年生の初めの時期は近隣の子たちと集団登校するというところも多いでしょう。ここでもトラブルが!?
「うちの子は朝の支度がかなり遅くて、集団登校の時間に毎回遅刻。一緒に謝りに行ったり、ママに連絡して先に行ってもらうのがストレスで…。よっぽど私が送っていった方が楽だった。(江東区ママ)」
一人は心配だけど集団登校も何かと面倒なんですね。対策としては、遅刻癖が多い子は危なくない場所であれば一人で行く!という選択も考えると無駄な労力が減ったそう。
学級閉鎖だと学童に行けない!? 集団生活ならではの問題
この冬猛威を振るったインフルエンザは、春先まで流行が続くこともしばしば。そこで恐ろしいのが学級閉鎖問題。
「仕事中の午後2時頃携帯にメールが1通。明日から以下のクラスは学級閉鎖です、と。えーっ!となって慌てて主人や両親とスケジュールを組みました。(江東区ママ)」
「元気な子も学童に行けないのが本当に謎!隣のクラスの子や兄妹は行けるのに。せめて給食くらい食べさせて欲しい!(中央区ママ)」
「学級閉鎖だからと家の周りで遊んでいたら、他のクラスの子たちや親に告げ口さられる…。基本は自宅学習として宿題も出ます。息が詰まって家に5日とか居れるわけがない!いっそ遠くに出かけるのがいいと思いました。(港区ママ)」
両親や家族の助けはもちろん、近隣のママ友と協力して交代で見る、というママも。
民間の学童派が人気なのはなぜ?長い夏休みをどう過ごすか問題
小1の壁で欠かせないのが夏休みをどう過ごすか問題。これは専業・ワ―ママ問わず大変なようです。
「家にいても毎日ゲームばっかりしているし、公立の学童は毎日お弁当が大変。食費やおやつ代がいつもの倍かかる1ヵ月でした。(中央区ママ)」
「公立の学童だとただ遊んでいるだけ、と聞いて民間の学童と併用しました。オプションですが、博物館やサマーキャンプ、ディズニーランドまで連れていってくれて思い出も増えて。仕事をしているのでとても助かりました。(江東区ママ)」
「前半1週間は主人の実家、後半1週間は私の実家にプチホームステイさせました。子どもも田舎暮らしを満喫できて楽しかった様子。両親には感謝です!(大田区ママ)」
暑い夏に毎日予定を組むのは至難の業。ダラダラされるよりは、メリハリをつけてサマーキャンプや祖父母宅に行かせるのもアリですね。
送迎しないので学校の情報が入ってこない!新ママ友問題
幼稚園や保育園と違って送迎がないので、学校での様子が全然分からない小学校。そこはどうしているのでしょうか?
「今日の出来事をなんでも話してくれる子ならいいのですが、男の子はなかなか話してくれません。保育園時代の同じクラスになったママ友からクラスの様子や息子のことを聞いています。(中央区ママ)」
「ある日突然、“学校に行きたくない”“学童に行きたくない”と言われて焦りました。慣れない小学校生活で子どもも頑張っているんだなと。もっと話す時間を持とうと反省しました。(品川区ママ)」
「クラスによってはすごく生意気なボスキャラがいたり、アットホームだったり…。これはもう運しかないですが、参観日などにはできるだけ行って、クラスの子の様子を見るようにしています。(江東区ママ)」
子どもから、参観日に「あの子のママのLINE交換しておいて」と言われたママもいたそう(笑)。疎遠になりがちなママ友ですが、ある程度は情報をゲットできるようにしておくと安心ですね。
いかがでしたか。「小学1年生から一人で登下校するのは日本だけ。やっぱり危ないから送迎したい」「プリントは作る先生も大変なはず。IT化されればお互い楽なのに…」「待機児童に学童は含まれていない。もっと増やして欲しい」といった声もありました。ママたちがもっと声をあげて、小1の壁を社会全体で改善していかないといけない気がしますね。
▼知らないと危険!?都会のママ友ルール
第1回「知らないと危険!?新米ママが知っておきたい“都会のママ友ルール”」
第2回「【知っておきたい都会のママ友ルール】楽しくも憂鬱な(?)ホームパーティ編」
第3回「二度とやりたくないVSやってよかった!謝恩会を成功させる秘策とは?」
第4回「今どき小学校PTA役員の攻略法を伝授します!」
第5回「働きながらの育児、ぶっちゃけここが大変!」
第6回「あなたの周りの超過保護ママ!」
第7回「保育園VS幼稚園ママに聞いた、夏休みに心配なことランキング」
第8回「今どき「アクティブじじばば」活用術!」
第9回「夏前に売り切れも!年々加速する今どきラン活事情」
SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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