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早生まれだと保育園に入れない!? 働くママの「保活」必勝法!

早生まれだと保育園に入れない!? 働くママの「保活」必勝法!

早いもので、今年も残りわずか。2016年度の認可保育園の申し込みを終え、念のために、認証や認可外の保育園の見学に駆け込む人もいるのではないでしょうか。

そもそも「保活って何!?」と思うママも多いと思いますので(私もそうでした)、保活初心者である働くママのための保育園見学時のチェックポイントや選び方をご紹介します。

まずは保育園の種類と申し込み方法を知ろう!

大きく分けて、役所申し込み(認可園など)か、各施設への申し込み(認可外)かで異なります。

認可園とは、国が定める基準を満たし認可を受けた保育園のこと。保育料は子どもの年齢と世帯の所得に応じた金額が市区町村によって決められます。申し込みは市区町村で、定員を超えた場合は市区町村で選考されます。また、在園児がいると第二子が入りやすく、半額になるというお得な面も。

ただ、一口に認可といっても、公立(先生が公務員)や私立(福祉法人、株式会社、NPOが運営)があり、園により個性が違います。他に、小規模保育や認定こども園(幼保一体化施設)なども役所の申し込みとなります。

一方、設備や定員人数から認可園の規定に満たしていない認可外(民間託児施設含む)保育園は、少人数なことが多いですが=劣っているというわけではありません(わが家も0~1歳は認可外保育園でしたが、少人数ならではの目の行き届いた保育でとても安心して預けられました)。

申し込みや選考方法、保育料は施設ごとに異なりますが、一般的には電話をして見学、その後、待機登録という流れです。月齢や性別でバランスを見て決めるところも多いので、待機が50名…といっても必ずしも50番目というわけではありません。

ただ、認可園が全員保育士なのに対し、認可外は保育士有資格者が6割以上なので、内容や質はきちんとチェックする必要があると思います。

生まれる月によっては入れないことも!?

4月に入園を希望する場合は、前の年の秋(11月頃)に受付を締め切るところが多いので、1月以降の早生まれで0歳入園を希望する場合は受付できない場合も

ただ、4月1日に受け入れ可能月齢に達していれば妊娠中から申し込みを受け付ける市区町村もあるのでよく確認してください。春夏生まれの子は余裕がありますが、秋冬生まれの場合は妊娠中に見学をしておくことをおすすめします(私は秋生まれで里帰り中にこのことを知り、時すでに遅しでした…)。

見学時の4つのチェックポイント

続いては、具体的に見学時にチェックすべきポイントをご紹介します。

  1. 先生の質:園長先生の考えに賛同できるか、働く先生たちがいきいきしているか
  2. 設備のこと:延長時間、捕食のあるなし、園庭のあるなし、給食やおやつの内容、体操やリトミック、英語などカリキュラムが多彩である、など
  3. 在籍するママにリアルな声を聞いて生の声を入手する(あくまで参考程度に!)
  4. 役所で正確な情報を入手する(自分の持ちポイントを知る)

というのがあげられます。

まずは役所の人に納得するまで聞くのが一番!待機人数が多く、明らかに可能性が低い場合も、訪問型保育、一時保育の利用など相談にのってくれます。
さらに、入園後の緊急時に備えて、家族のサポートや病児・病後児保育のこともチェックしておくと安心です。

保活を乗りきる心得

現実に直面し、落ち込むこともあるでしょう。そんなときは思い通りの園に最初から入る、のではなく中長期スパンで考えてみましょう。

今、不本意だけど遠い園に預けている(来年こそは希望の園へ預けたい!)、というママも待機しながら認可外の保育園に通えばポイントが加算され、来年度は今よりも選びやすい立場になります。また、年度途中の新園設立や急に空きが出ることもあるので役所HPなどでこまめに情報収集を。

働くママにとって保育園は避けては通れない問題。悩みはつきません。でも思いつめすぎず、時には民間託児施設などの一時保育を使ってリフレッシュしてくださいね。

厚生労働省H27年9月発表では、待機児童数は23,167人(前年比1,796人増加)でまだまだ保育施設が足りないのが現状です。

また、待機児童数が全国でワースト1の世田谷区では、施設が完成しても先生が確保できず開園できなかったり、住宅密集地ゆえ近隣の苦情から園庭では遊べなかったりとまだまだ問題は山積みのようです。さらに最近では、国会でも保育士の待遇を改善する声が叫ばれるようになりました。

認可も認可外もいい保育園がたくさんあります。働きたいという人が増え、住む場所での格差がなくなり、早く預ける側が選べるようになれるといいなと思います。

著者プロフィール

ライター・エディター。出版社にて女性誌の編集を経て、現在はフリーランスで女性誌やライフスタイル誌、ママ向けのweb媒体などで執筆やディレクションを手がけている。1児の母。2015年に保育士資格取得。

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