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欧米で人気の習い事がボーネルンドに初登場! ごっこ遊びで自信をつける『クリエイティブドラマクラス』とは?

欧米で人気の習い事がボーネルンドに初登場! ごっこ遊びで自信をつける『クリエイティブドラマクラス』とは?

「あそびを通して子どもたちの成長を応援する」がコンセプトのボーネルンドが、欧米で人気の習い事『ドラマクラス 』を、この春ボーネルンドあそびのせかいマークイズみなとみらい店でスタート。どんな内容でどんな効果があるのか、詳しくお話を伺ってみました。

コロナ以降、人と関わる機会が減った子どもたち

__なぜ今クリエイティブドラマクラスを開校しようと思ったのでしょうか。

このクラスでは、2つの課題を解決したいというミッションがあります。

1 コミュニケーションの機会の減少

コロナ禍以降、オンラインの授業やマスク生活が日常だった子どもたち。気がつけば、人前で話す機会や集団でのコミュニケーションをとる機会が減ってしまい、他者とうまく関われない子が増えています。そこで、コミュニケーションの機会が増えるような場を作れないかという狙いがあります。

2 多様性を受け入れる感受性のニーズ

これからの時代を生きる子どもたちには、自分自身や他者との違いを知り、それを認めて受け入れる力が必要だと感じていますし、特に日本人が苦手とする力でもあります。そこで、自分が考えていることや感じていることを、自信を持って人に伝えられるようなプログラムを考えました。

そこで注目したのが、欧米では習い事として人気の「ドラマクラス」です。かつて、異なる文化を持つ移民の子どもたちに、「なりきり遊び」などを通して自尊感情を育て、よき市民になるために作られた教育メソッドだと言われています。

自分の本当の気持ちを伝え合うのは、子どもも大人も難しいですが、楽しい雰囲気で何かになりきったり、役に入りきることで、気持ちを自由に伝えあう喜びを知り「相手にもっと伝えたい」という気持ちが高まっていくのです。

今回のプログラムは、「あそび」をベースにしているからこそ楽しく、のびのびと自分の気持ちを表現できます。あそび場という環境や、プレイリーダーがサポートすることで、親が選んだ習い事でも、子ども自身が「行きたい」という意欲を引き出すことができると考えています。

クリエイティブドラマクラスの内容

__実際にどんなことをして、どのような力が育まれるのでしょうか?

「ドラマ」という名の通り、想像する、話す、演じる、歌うなどの表現を遊びながら行います。たとえば「怪獣」になりきることで、初めて人前で大きな声や低い声を出せたという子もいます。普段の生活ではやったことがない体の使い方や声の使い方も学んでいきます。

また表現方法はみんな違うので、他の子を見て異なる価値観を受け入れる力や、自分らしく表現する力が育まれます。

__とても楽しそうですね。他にはどのようなテーマがありますか?

全6回、それぞれ1日完結型のプログラムなので、エイリアンやロケットになりきった「宇宙の旅」、「海の生き物」「動物」など毎回異なるテーマを設けています。

最初はそのテーマについて「どんなイメージ? 何があるかな?」など対話の時間があり、その後、音楽にあわせてダンスをしたり、絵本の読み聞かせをしたあとに物語を演じるコミュニケーション遊び、最後はお絵かきをして表現するクラフト遊びという流れで1時間が進んでいきます。

__英語と日本語MIXで行われるそうですが、英語が話せなくても大丈夫ですか?

このクラスを英語でレッスンを行うねらいとしては、外国人の先生と一緒に遊びながら、自然と英語のボキャブラリーや発言する力を身に着けてほしいという想いがあります。

英単語の丸暗記ではなく、子どもたち自身の考えを引き出す表現ツールとして生きた英語を学んでいくことができます。

メインの講師は英語ですが、インターナショナルスクールなどで多数のドラマレッスン経験がありますし、日本人のプレイリーダーが日本語でフォローするので英語がわからなくても大丈夫。もちろん、インターナショナルスクールに通われているお子さんのアウトプットの場としても活用いただけます。

表現に「正解はない」! 楽しみながら自己肯定感がアップする

__どんなお子さんに向いていますか?

体を動かすことが好き、お話好きな子はもちろん、みんなの前で話すのが苦手な子、英語に興味を持ち始めた子などさまざまです。習い事といってもやることはクラフト遊びや体遊びなので、難しいことはありません。先生も英語の講師と2人のプレイリーダーがついています。みなとみらい店内はガラス張り空間なので、親御さんたちはレッスンの様子を外からそっと見守ることもできます。

__先生方が意識していることはありますか?

3~6歳の子どもたちが10~15人に対し、3人の先生(外国人講師と2人のプレイリーダー)という体制です。2人のプレイリーダーは、「プログラムに楽しく参加できるか」を意識しています。プレイリーダーは子どもたちの「やってみたい」「面白そう」といった好奇心をかきたてる「あそびのプロ」です。最初は緊張してすみっこに行く子もいますが、「好きな時にやればいいよ」「全部できなくてもいいよ」というスタンスで見守りながら、自然と楽しくプログラムに参加できるように誘います。

このクラスに正解はありません。ですから、先生はもちろん、子どもたちも「それ面白いね」「いいね」「素敵だね」といった肯定する声が飛び交うクラスとなっています。子どもたちも肯定されることで、次第に自分に自信をもってその子らしさを表現できるようになります。家では元気だけど外では小さくなってしまう子も、少しずつ表現できるようになっています。

また、レッスンの最後には、親御さん向けにフィードバックの時間を設け(子どもたちは自由遊びタイム)、レッスンのねらいや子どもたちの様子を伝え、振り返りをします。共有することで帰り道にお子さんをほめたり会話が弾むようになります。

「個性を表現する場」が少ない今どきの子どもたち

__実際にクラスを受けた親御さんの声を教えてください。

3歳くらいだと、最初は母子分離が難しい子や、外国人の先生と話すのに緊張していた子もいましたが、2回目以降はスムーズにできています。兄妹で参加したお子さんも次第に慣れ、今では違う子とペアを組んで活動することも。

参加された親御さんからは、

「だんだん自分らしく表現できるようになったのがうれしい」
「家でも楽しみながら英語の歌をうたったりしている」
「英語教室は通っているものの、アウトプットの場がなかったのでとても役立っている」

といった嬉しい声をいただいています。

親御さんたちにこのプログラムの参加理由をお聞きすると、皆さま「もっと自信を持って、自分らしさを身につけさせたい」とおっしゃいます。

今の子たちは、幼稚園などでも受け身な時間が多く、たとえばお絵かきでもお手本と同じような絵を描くことがよしとされており、個性を表現する場が少ないと感じます。

新しい色、その子らしさを発揮して「それ素敵だね」と周りにほめてもらう機会は、今の子たちにとても重要なのではないかと感じます。

さらに、今3歳の子たちは、コロナ禍で生まれた世代。生まれたときからみんなマスクをしていて、幼稚園の先生やお友達の顔もよく知らず、人の表情を読み取る機会が少なかった子たちです。ようやくマスクが外せるようになった今こそ、家族以外の人の感情を見て、人とコミュニケーションをとる楽しさを感じてほしいのです。

お問い合わせはボーネルンド マークイズみなとみらい店(キドキド内)045-650-1232。

1回5,000円、全6回で27,000円。施設利用付きなのでレッスン後はキドキドで自由に遊ぶことができます。まずは体験レッスン(1回5,000円)をお試しください。

https://www.bornelund.co.jp/page/creative-drama-classes

表現力がUPする、ボーネルンドのクリエイティブおもちゃ3選!

最後に、幼児期の表現力を養うボーネルンドのクリエイティブおもちゃを3点ご紹介いただきました。

アルファベットであそぼう マッチ&スペル 
対象年齢:4歳頃~ 1,980円(税込)
https://ec.bornelund.co.jp/shop/g/gOC004/ 

3文字、4文字で綴る言葉ボードの上に、ボードに書かれているのと同じアルファベットの文字カードを置いて、正しいアルファベットの綴りと発音を学習できます。文字カードをテーブルに広げて目的の文字を探したり、カードを裏返して神経衰弱のようなゲームも楽しめます。

ファニー・フェイス いろんな顔
対象年齢:3歳頃~ 4,180円(税込)
https://ec.bornelund.co.jp/shop/g/gMAN158960/

顔の輪郭が描かれた大きなマグネットボードに、マグネットの目・口・鼻などのパーツを組み合わせて、ゆかいな顔をつくる福笑いゲーム。つくった顔の気持ちを想像したり、今の自分の気持ちを表現したり。言葉で気持ちをなかなかうまく相手に伝えることがむずかしい頃には、あそびを通して表現する練習にもなります。

テルミー・ア・ストーリー
対象年齢:3歳頃~ 1,760円(税込)
https://ec.bornelund.co.jp/shop/g/gEBO-TSMIX2/

カードに描かれている絵から物語を想像して、お話をつくります。さらにその物語につながりそうなカードを選んでお話をつなげていきます。物語をつくり出す「ストーリーテリング」は、言葉でのアウトプットを通して、語彙力、順序立てて考える力・論理的に物事を捉える力を育みます。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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