シリコンバレー・スタートアップ企業のCEOパパに聞く!子どもと楽しみながらやる気も高める!子育てお役立ちアプリ4選
夏休みは家族で楽しい思い出をつくりたい!子どもの生活リズムも整えながら、学力もつけさせたい!長いお休みだからこそと意気込んでいるママ・パパも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、海外から夏休みに関連した子育てのヒントを得るべく、アメリカ・シリコンバレーに本社がある「Keepy社」のパパCEOに突撃インタビューを敢行。
自社で開発した「Keepy」という子どもの写真や動画を共有するアプリの上手な活用方法のほか、ご自宅で重宝している子育てアプリを計4つご紹介いただきました。
目次
教えてくれたのはこの人!
Keepy社CEO Offir Gutelzonさん
イスラエル出身。2児のパパ。最初に起業した「Picscout」社を2011年に「Getty Images」社に売却。当時5歳だった息子が学校から持ち帰ったアートワークに触発され、2013年にKeepy社を創設。シリコンバレー在住。
アプリ1
「あの時あの瞬間、残しておきたかった…」なんて後悔はさせない!
子どもの成長記録写真・動画共有アプリ「Keepy(キーピー)」
●iOS版
https://itunes.apple.com/app/keepy-save-share-your-childs/id647088205?ls=1&mt=8
●アンドロイド版
https://play.google.com/store/apps/details?id=me.keepy&hl=en_US
かわいい子どもたちの幼少期はあっという間。ひと昔前だったら写真を撮影し、アルバムを作るなどひと手間かけて思い出を残したものですが、今やテクノロジーが進化し、スマートフォンなどを活用して手軽に思い出づくりができるようになりました。
2児のパパであるOffir Gutelzonさんは、当時5歳だった息子さんの作品に感動し、写真やビデオ・アートワーク・受賞した賞などを1か所にまとめて保存して共有することを思い立ち、このサービスを開発したといいます。
ご家庭では、家族の思い出をもっと豊かにするため「Keepy」を使って奥さんやお子さんとともに、音声やビデオも駆使して思い出を残すそうです。
「Keepy」は家族や子どもたちの思い出など、二度と再現できない瞬間を保存して家族・友人とシェアするアプリ。本拠地であるアメリカのほか、カナダ・オーストラリア・イギリスなど、世界各国の約120万世帯で愛用されています。もちろん日本でも使えます。
アプリの使い方はいたって簡単。まず、子どもたち一人ひとりのプロファイルをつくります。次にアート作品や英語のワークブック、発表会など「キープ」しておきたい写真をアプリにアップロードします。年齢ごとの成長を時系列で保存できるのが特長です。
また文字以外にも、“動画”や“音声”などでコメントもできるので、例えば幼少期のかわいらしい声なども、写真と一緒に保存できるそうです。
保存した写真はあらかじめお子さんの「ファン」として招待されている祖父母や友人などと共有でき、それぞれからコメントを残してもらうこともできます。
このコメントが励みになって、子どもたちの自己肯定感も一層高まるとか。思い出や記録を残す以外にも、子どもたちの心の成長にも大いに役立ちそうですね。
Offir Gutelzonさんにとっておきの「Keepy」の使いかたを伺ってみました。
使い始めは少しずつ周囲のことがわかり始める2歳くらいがいいですね。これくらいの子どもたちはちょっとした発言がおもしろかったりするので、言葉を音声で保存するのもよいでしょう。
おすすめは、保存した写真を「ストーリー(物語)」とともに残すこと。「いつ、どこで、何を経験したか」というストーリーを軸とした記憶は、自分の感情と直結します。そのため、単なる知識として記憶するよりも思い出しやすいのです。
お子さんが大きくなったときに、家族の楽しい思い出がたくさん頭のなかに残ります。また、祖父母など遠く離れて暮らす家族や親せきがいる場合にも「Keepy」は威力を発揮します。写真をストーリーと一緒に共有できるので、家族の絆が深まりますよ。
コメントする場合もメールを送るだけ。アプリを使い慣れていない祖父母世代でも気軽に使える便利な機能がついています。
筆者の家でも離れて暮らす家族とともに子どもたちの成長写真を共有しています。
子どもたちは、自分が写っている写真にコメントが入るとモチベーションが上がるのか、もっと写真をとって思い出を残したい!とせがんできます。ときには、学力テストの結果まで入れて成長を記録したりもしています。
世界中で使われているだけあって、操作も非常に簡単。ぜひ無料アプリからトライしてみてはいかがでしょうか。夏の思い出から始めてみるのもよいかもしれません。
「Keepy」のほか、Offir Gutelzonさんからさらに3つ、ご家庭で重宝しているという海外発の子育てアプリをご紹介いただきました。
アプリ2
「お手伝い、もっとやりたい!」楽しみながらお手伝い習慣をつける!
「ChoreMonster(チョアモンスター)」
このアプリは、子どもたちの嫌がるお手伝いが一気に楽しいゲームへ変わるという優れもの。子どもたちに任せたいお手伝い項目を親が設定、子どもたちはそれらをクリアすることでポイントを獲得できます。
ポイントが貯まると、親があらかじめ設定した報酬(例えば、お金からキャンプ旅行まで)を得ることができる仕組みです。
“ニューヨークタイムズ”や“ウォールストリートジャーナル”でも掲載されており、全米の親たちから支持されている子育て支援アプリの一つです。
アプリ3
「私の絵・僕の絵がパペットアニメに!?」子どもの想像力・創造力をぐんと伸ばす!
「PuppetMaster(パペットマスター)」
http://www.shmonster.com/puppetmaster/
「PuppetMaster」は、子どもの想像力や創造力を伸ばすユニークなアニメーションアプリです。自分が作ったアート作品や絵・おもちゃの写真・人や動物の写真を使って、それらを自作の人形劇の登場人物として使うことができます。
登場人物にモーション(動き)をつけるのも簡単。iPadなど、付属するカメラの前で自分の体を動かすだけで、作品に動きをつけられます。自分の好きな絵や写真を使って手軽にアニメをつくる。しかも、このアプリを使ってできるのは世界で一つしかない“オリジナルアニメ”です。
ぜひ夏休みの自由研究などとして、トライしてみるのはいかがでしょうか。
出典:https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=b87VxMcWPbg
アプリ4
先生たちによる手作り教育ゲームが15万以上! 世界24か国で大好評!
「TinyTap Market(タイニータップマーケット)」
http://www.tinytap.it/activities/
学ぶこともできるし、作ることもできる。「TinyTap」は先生たちによる手作りの教育ゲームが集まったプラットフォームです。
世界最大級のコンテンツが詰まっていて、その数は15万以上もあります。なんと、オックスフォード大学出版のコンテンツも含まれているとか。
子どもの学習計画を立てられる機能や、学習の進捗をトラッキングする機能もついていて、まさに至れり尽くせりなアプリです。
ラインナップも豊富で、さまざまな年齢に合わせた多種類のパズルや動画、アルファベット学習などの学習系コンテンツなど、楽しみながら学んでみるのもいいですね。
出典:http://www.tinytap.it/activities/
“シリコンバレーのスタートアップCEOパパに聞く、厳選アプリ4選”はいかがでしたか。いずれも親子で気軽に楽しみながら、新たな習慣や学習するための新たな武器になりそうですね。
子どもと相談しながら気になるアプリをダウンロードして、夏休みを機に試してみてはいかがでしょうか。子どもたちの新たな能力や可能性に気づいたり、可能性を引き出したりするきっかけになるかもしれませんね。
世界35か国在住の250名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2019年4月時点)。
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