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子どもオンライン英会話を始める際の注意点とは?業界トップクラスの継続率!ハグカム代表にインタビュー

子どもオンライン英会話を始める際の注意点とは?業界トップクラスの継続率!ハグカム代表にインタビュー

2015年に創業したハグカム社が手掛ける、未就学児~12歳くらいを対象にした子ども向けオンライン英会話スクール「GLOBAL CROWN」。
1回20分という短時間レッスンながらも、バイリンガル講師や独自の自習アプリを用いた点が評価され、半年後の継続率は90%と業界トップクラス。オンライン英会話のサブスクモデルとして注目を集めています。そんな2児の母である代表の道村弥生さんに、サービスの特長や、子どもがオンライン英会話を始める際の注意点についてもお聞きしました。

https://www.global-crown.com


道村弥生さん
ハグカム代表取締役社長。サイバーエージェントでの子会社経営や新規事業開発の経験を経て2015年に独立。「子どもに生まれた一瞬の興味を、引き出す。育む。育み続ける。」をミッションに掲げ、子どもが夢中になれるオンラインスクールプラットフォームを目指している。

 

子どもの習い事1位の英語。なのに話せない子が多いのはなぜか

__GLOBAL CROWNを作ろうと思った経緯を教えてください

オンラインで子どもの好奇心を育成する新たなサービスをと考え、まずは親御さんが「何に時間とお金を何にかけているか」を調査しました。やはり習い事の話題が多く、そのなかでも英会話が9割と最も高かったにもかかわらず、「英会話教室に通っていても英語を話せない子」も多いという事実も知りました。このままでは世界から見ても日本が遅れてしまうと思い、今までにない子ども向けのオンライン英会話に着手しました。

さらに、保護者のヒアリングによると、大人向けのオンライン英会話は「安くてお得感のあるもの」が人気なのに対し、子ども向けのオンライン英会話は「安さよりも品質の高さ」を重視していることもわかってきました。そこで私たちGLOBAL CROWNがテーマにしたのが「オンラインでもリアルの英会話教室に匹敵するサービス」です。

他にはない!GLOBAL CROWN独自の3つのこだわり

__他社のサービスとは違うGLOBAL CROWNならではのこだわりを教えてください!

その1 厳しい選考基準をクリアした業界初のバイリンガル講師!

まず最大の特長は、バイリンガル講師のみを採用している点です。多くのオンライン英会話教室は、人件費を抑えるためにフィリピンなどのネイティブ講師を採用していますが、英会話初心者の子どもたちにとって日本語でのコミュニケーションが取れないとストレスに感じてしまいます。現在は累計1,000名の講師がおりますが、選考は厳しい基準を設けており、合格率は10%ほどです。講師もオンラインでできライフスタイルに合わせて国内外問わず働けるので、副業として働く方や現役大学生もいます。

その2 独自開発のAIアプリ教材でレッスンも自習も楽しく学べる

2つ目は、高い継続率を実現する「夢中メソッド」です。レッスンは20分と短いですが、これは子どもたちの集中力を考慮したもの。レッスン以外にも自習教材として、オリジナルのアプリへ英語スピーキング評価 AIを日本で初めて導入。発音採点にスペルチェック、タイピングに習熟テストなど32段階のカリキュラムを設け、ゲーム感覚で楽しめるシステムとなっています。

その3 講師の都度マッチング制で講師依存を防ぐ!

3つ目は、曜日や時間は固定しながら、講師陣が都度マッチングされるという点です。多くのオンライン英会話では好きな時間に好きな講師を選ぶ予約制システムですから、これには親御さんから「指名したい」という声もいただいたりしますが、狙いとしては「なれ合い」を防ぎさまざまなタイプの先生の英語に慣れるため。その結果、短いレッスン時間も適度な緊張感を持って臨めますし、1年で多くの人との英会話体験ができるため大きな力をつけることができます。もちろん生徒さんたちのレッスン状況や宿題は講師陣で共有しており、レッスン後は毎回保護者の方に内容をレポートしております。

業界トップクラスの半年継続率90%を誇るサブスクモデルに!

__実際にどのような方たちが利用されていますか?

大きくは2つのボリュームがあります。

1つは、都市部のご家庭での英語学習としてのマンツーマンレッスンです。低年齢化する英語教育も、ご飯前のすきま時間など好きな時間に学習できますし、やはり送迎不要な点も共働きの親御さんには好評です。

2つ目は、小学校の英語必修化にともなう学習塾の教材としてです。こちらはグループレッスンになりますが、高品質の英語教育をオンラインで受けられるので、民間学童にも導入していただいています。

__サービスの手ごたえは感じていらっしゃいますか? 受講者の声も教えてください

認知度はまだあがりきっていないというのが正直なところですが、コロナ禍でオンラインの学びに対する需要が急速に高まり、2020年は過去最高の生徒数の伸びとなりました。ハグカムでは、英会話学習の継続時期によって目的が異なり、1~2ヵ月目は「習慣化」、3~6ヵ月目は「達成感」、7~12ヵ月目は「成長意欲」であるとみています。これらが感じられないと成果が見込めないと判断されて退会につながります。一般的な対面の英会話教室では1年後の継続率は70%といわれているところGLOBAL CROWNは80%を超えており、半年後の継続率では94%という実績が出ています。子どものモチベーションを維持しながら保護者の負担もなく楽しいサイクルで学べることで、結果的に業界トップクラスの継続率を誇るサブスクモデルに成長していると感じています。

受講者の声
「最初は20分とレッスンが短いし、毎回違う先生で大丈夫かな?と心配していましたが、逆に積極的に話そう(伝えよう)とする姿勢が見られ、本人も集中できていいと話しています。アプリでの自習も思った以上に質が高く、ゲーム感覚で楽しんでいるうちに、気づいたらレベルアップしているという状態です。他の習い事のすきまでも無理なく続けられる点が気に入っています」(小3女の子のママ)

オンライン英会話継続のコツは「なだらかなモチベーション」で好きを得意に

__オンライン英会話は何歳から始めるのがいいのでしょうか?

英会話は何歳から始めてもそこまで差はありませんが、発音だけは大人になってからだと苦労するので、耳が育つ8歳くらいまでに始めるのがいいと思います。

0~2歳で英語教育を始めるとしたら英語の音に慣れることから始め、日本語の土台ができてから脳内で日本語と英語の部屋と分けて考えられる3〜5歳くらいから本格的に英会話をスタートさせ、文法は論理的思考ができる9歳前後からが理想です。もし海外に住んでいたり、家庭内で英語を話すような環境であっても、幼児期は英語漬けにせず家の中ではご両親どちらかが日本語を話すのをおすすめします。

また、英語学習には「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能がありますが、聞く・話すを習得してから読む・書くという順番が習得の近道とされています。ですが、私たち大人のいわゆる受験英語世代は、これと真逆の順番で学んできました。これが日本で「話せない大人が多い」理由なのではないかと感じています。

__英語が苦手と感じてしまう子の特長はありますか?

英語に苦手意識を持ったりつまづいてしまう子は、先取学習をする他の子と比べて劣等感を感じてしまったり、先生と会話が通じないことで「よくわからない」「面白くない」と負の連鎖に陥ってしまう子です。また、英会話は楽しいけれど、同じことの繰り返しだと飽きてしまいますから、レベルアップテストなどの階段を作ることも長続きのモチベーションになります。何より子どもは「強制される」と嫌いになってしまいます。早く進めたい親御さんの気持ちもわかりますが、時にはレッスンの回数を減らしたり増やしたりしながら、ゆるくでもいいから続けていくことが英会話の上達につながります。

__オンライン英会話での注意点を教えてください

英会話に関わらずオンラインの習い事では「放任と干渉のバランス」が重要です。画面の奥にお母さんが常にいて、目線は講師ではなくお母さんであることも……。ちゃんとやれているか心配な気持ちはわかりますが、レッスンの時間は講師に任せてほしいと思っています。

また、すぐに間違いを指摘するなどの親の口出しは英語嫌いになってしまう原因になりかねません。お家でレッスンをしているとはいえ、程よい距離感を保つことをおすすめしています。また、「発音すごくよかったね!」など適度に褒めてモチベーションを上げるのは大事なポイントです。英会話も他の学習同様、いかに決まった時間に組み込み、低学年のうちに習慣化させるかが長続きのコツです。その点では、自習でもタブレットを使えるオンライン英会話は、ワークよりも取り組みやすいと思います。

__中学受験の塾通いが始まると英語を辞めてしまう子も多いと聞きますが、英会話はやめたらゼロに戻ってしまいますか?

インターナショナル幼稚園出身のお子さんでも、小学校で全く話さないとすっかり英語を忘れてしまうというのはよく聞く話です。言葉は使わないと忘れてしまいますから、英語を話す機会を絶やさないことは重要です。せっかく身についた英語力をゼロにしないためにも、塾通いで忙しくなったときこそ、オンライン英会話を活用して、細く長くでも継続していく方がいいのではないでしょうか。

小学校英語必修化の現状。「授業だけで個別の英語力に合わせるのは難しい……」

__2020年教育改革のその後、小学校英語の必修化の現状をどのように見ていますか?

3年生から英語の必修化が始まりましたが、ABCからスタートする子もいれば、インターナショナル幼稚園出身で英検3級という子までおり、英語力にかなりのばらつきがあるのが実情です。特に公立小学校は均一に学びを提供する場ですから、個別の英語力に合わせるのは厳しいなと感じています。現場の先生たちに個別対応まで求めるのは酷だなというのが私の印象です。

英語の4技能は算数のように明確に基準を作り数値化するのがまだ難しいというのも理由かもしれません。ただ、GIGAスクール構想で教育のICT化が進み、1人1台の端末配備が実現したのは大きいです。今後はそれらのツールをどう使っていくかの段階に来ていると思います。

__今後、オンライン教育はどのようになっていくと予想されていますか?

スマホやタブレットなどの「ハード(=デバイス)」が一定以上浸透したため、今後は「ソフト(=サービス)」がさらに重要になっていきます。これまではオンライン教育はリアルの補完でしかありませんでしたが、リアルに代替するオンライン教育が主となっていくと感じています。

ハグカムでも、英会話にとどまらず、子どもたちの好奇心を刺激し、楽しく学び続けられるオンラインスクールのプラットフォームを手掛けていけたらいいなと思っています。

著者プロフィール

SHINGA FARM(シンガファーム)編集部が執筆、株式会社 伸芽会による完全監修記事です。 SHINGA FARMを運営する伸芽会は、創立半世紀を超える幼児教育のパイオニア。詰め込みやマニュアルが通用しない幼児教育の世界で、毎年名門小学校へ多数の合格者を送り出しています。このSHINGA FARMでは育児や教育にお悩みのご家庭を応援するべく、子育てから受験まで様々なお役立ち情報を発信しています。
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