英語力が不十分でも入学可能な学校も!海外留学しやすいマレーシアのおすすめインター校3選
「マレーシアへ海外移住してみたいけど、子どもの英語力が不足していて、インターナショナル・スクール(以下、インター校)に入れるか心配…」といった悩みはありませんか?
マレーシアのインター校のなかには、開校してから歴史の浅い新設校が多々あります。そうした新設校のなかには、英語補習クラス(ESL)を設けて、英語力の低い留学生を積極的に受け入れしているところもあります。
今回は、マレーシアで日本人受け入れの実績があるインター校を3校ご紹介致します。
目次
マレーシア・インター校のニューフェイス「IGB International School」
IGBは、国際バカロレア機構が提供する教育プログラム「国際バカロレア(IB)」の4つのプログラムを、マレーシアでは初めて全校で導入した新しいインター校です。
国際バカロレアプログラムを導入しているインター校はほかにもありますが、4つのプログラム(PYP/MYP/ DP/CP)をすべてを導入しているのは現時点ではここだけです。
IGBでは「革新的な国際教育を提供し、世界で活躍できる人材を育成する」というスローガンのもと、国籍の異なる様々な生徒が学んでいます。”考える学習”が基本となっており、与えられたテーマに沿って、自分たちの意見や理論を組み立て答えを導き出すというスタイルで学習しています。
また文武両道がモットーで、広い運動場があり、体育や豊富なスポーツアクティビティに参加できるようになっているのも、同校の特徴です。
最新型の設備を導入した真新しい校舎は、教室がすべてオープンスペースになっている開放的なデザインです。ライブラリーやPCルームなど設備も充実しています。
入学テストの際に英語力のチェックはあるものの、定員にまだ余裕があるため、求められる英語レベルはそれほど厳しくないようで、近年は日本人生徒の人数が増加傾向です。
IGBの授業料は、Grade 6(10~12歳)で年間RM71,800(約190万円)とかなり高額ですが、英語力の不十分な生徒に対して寛容ですので、英語力に自信がないけど、受け入れてくれるインター校を探したいという方におすすめの学校です。
写真提供:IGB International School
外国人受け入れ実績が豊富な伝統校「Fairview International School」
Fairview International Schoolは、3歳から19歳までの生徒が学ぶ一貫教育を提供するインター校です。創立は1978年と40年以上の歴史があり、マレーシアのインターナショナル・スクール界をリードする老舗校として多くの卒業生を輩出してきました。
国際バカロレア(IB)認定校であるFairview International Schoolでは独自の教育カリキュラムを実践し、日本人留学生の受け入れの実績もあります。
国際化する社会の需要に応じて、同校では英語教育だけでなく中国語教育にも力を入れています。それぞれの中国語レベルに合わせて効果的なプログラムを展開しています。
また、勉強以外の能力の開発にも力を注いでおり、スポーツ、音楽、芸術など豊富な課外活動も実施しています。年に1回、それぞれの特技で競い、No.1(「Fairview’s Got Talent」)を決めるイベントで盛り上がります。勉強だけでなく、習い事やアートなど個性を伸ばしたい生徒におすすめの学校です。
Fairview International Schoolはマレーシア国内に6つの系列校を展開しており、日本人留学生の受け入れ実績がとくに高いのは、Kuala Lumpur校です。
入学審査では、英語力を判断するための試験を実施し、レベルによって生徒が入る学年を下げる場合があります。例えば、英語力が不足していると判断した場合には本来年齢ではGrade 4に進級するところ、Grade 3から受け入れるケースなどがこれに当たります。
気になる授業料は、Kuala Lumpur校のGrade6で年間RM24,500(約65万円)となっており、先述のIGBに比べると安く設定されているのも同校の魅力のひとつ。一括払いで割引になるなどのプロモーションもあるようですので、ぜひご確認ください。あまり高額な学費はちょっと・・・という家庭でも選択肢となるインター校です。
しっかり勉強させたい方におすすめ「Cempaka International School Damansara Heights」
最後にご紹介するCempaka International School Damansara Heights も、1983年設立の老舗の学校です。キャンパスはCherasとDamansara Heightsにあり、Cheras校はマレーシアのナショナルカリキュラムを採用する私立校です。
一方のDamansara Heightsは、中等教育の修了試験である「IGCSE」を採用するインター校で、国際バカロレア(IB)の認定校(DP)でもあります。
Damansara Heightsは日本人在住者が多いMont Kiaraからも通いやすいので、日本人留学生にも人気があるようです。ほかのインター校と比較すると、現地のマレーシア人の生徒が多い学校です。
欧米系のインター校が小学部までは自由でのびやかな校風が多いのに対し、Cempaka International School Damansara Heightsは、低学年からしっかりと勉強させる方針をとっています。
日本の教育システムと雰囲気が似ており、宿題やテストもきちんと実施します。残念ながら校庭はあまり広くありませんので、運動会などは外の施設を利用します。
同校は先に紹介した2校に比べると入学審査が厳しく、英語力が必要とされる学校です。審査では英語以外にも算数と理科のテスト、面接があります。
マレーシアのインター校は、1学年ごとに授業料が高くなることがほとんどですが、同校ではたとえば Year 3から6までは同じ料金で年間RM37,500(約99万円)となっています。この学力重視の指導方針と魅力的な価格設定が、教育熱心な現地の富裕層から高い支持を集めていいます。
語学補習クラスの有無を前確認することも大切
英語力に少し不安がある方でもチャレンジしやすい学校を含めた、マレーシアのインター校を3校ご紹介しました。
マレーシアでは、近年インター校が続々と開校していることもあって、生徒数を増やすことに力を入れており、英語力が不十分でも受け入れてくれる学校も多くなっていますので、チャンスが広がっています。
とはいえ、いざ、入学できたのはよいものの、授業についていかれないということになったら本末転倒です。授業についていかれるかどうかに不安がある場合は、入学前に英語力を上げることも重要ですが、ESL(語学補修クラス)の有無や、サポート体制をよく確認して学校を選ぶことをおすすめします。
【参照URL】
IGB International School
マレーシアのIB導入校
Fairview International School
Fairview International School
Cempaka International School Damansara Heights