サイバーエージェントが手掛ける小学生向けの新プログラミング教材「QUREO」とは?
2020年からの必修化にともない、今や小学生に「習わせたい・やってほしい教育」第1位となったプログラミング。今回は、その先駆けであるサイバーエージェントのプログラミングスクール「CA Tech Kids」が開発した、小学生向けの新たなプログラミング教材「QUREO」のお披露目会に潜入取材してきました。会場は塾や学童などを運営する事業者の方々で超満員! この春からいち早く「QUREO」導入する、しんが~ずクラブ学童の利倉先生との対談も必見です。
目次
新プログラミング教材「QUREO」の魅力とは?
まずは、開発者の高橋さんに、「QUREO」の魅力についてお聞きしました。ポイントは以下の3つだそう。
ポイント1:オンラインで学べる!
CA Tech Kidsを開校してからの4年の間で、生徒数は1000人に増えました。プログラミング教育のこれからを考える中で、CA Tech Kidsのノウハウを生かして、オンラインで学習できる小学生向けのプログラミング教材を作りたいというのが今回の「QUREO」の開発のきっかけです。今あるスクールは都内に限ったものになってしまうので、オンラインにすることで地域格差もなくせますし、自分のペースで学習できるのがオンラインの強みになります。
ポイント2:ストーリーのあるゲーム性
また、今多くの現場で使われている無料のプログラミング教材「Scratch(スクラッチ)」と一番違うところは、ゲームソフトを多く開発するサイバーエージェントならではのビジュアルの楽しさです。過去に開発したゲームのキャラクターや背景などの素材を、ゲーム感覚でゲットしながらプログラミングを学んでいくというもの。ゲームを楽しみながら、合計300レッスンで最終的には中学生で習うような関数の概念まで学べるようになっています(1レッスンは15分程度)。
ポイント3:間違いが分かる正誤判定機能
さらに、正誤判定をつけたのもこれまでにはなかった新機能。自分のペースで進めながらも間違いを正してくれるので、永続的に続けられます。また、指導ノウハウが難しいプログラミング教育も、「QUREO」を使うことで手軽に始められます。そういう点でもプログラミング教室や学童の講座にぴったりだと思います。個別での会員契約が必要な有料ソフトなので、学校よりは塾的な場所での使用に向いていると言えます。
しんが~ずクラブ学童がいち早く「QUREO」を導入スタート!
続いては、この春からいち早く「QUREO」導入を決めた伸芽会の学童「しんが~ずクラブ学童」の利倉先生と、CA Tech Kids代表の上野さんとの対談の様子をお届けします。
上野さん_伸芽会が運営するしんが~ずクラブ学童でプログラミング講座の導入を決めた経緯を教えてください。
利倉さん_2020年の大学入試改定の発表があってから、論理的思考力が問われるようになりました。保護者の方へのアンケートでもプログラミングへの興味がかなり高いことから、社内でも半年ほど前から検討してきました。その際、弊社のモットーである創造力や体験、自助力を高める教育をしたいと思っておりましたので、手取り足取りの一律学習ではなく、自分のペースでどんどん進めていける「QUREO」にとても興味を持ちました。
上野さん_ロボット教室などもある中、なぜ「QUREO」を?
利倉さん_子どもたちの教育にとって一番大切なのは継続性なんですが、それを習慣化させるのが指導者としては本当に大変です。その点「QUREO」にはストーリー性がありますよね。自分が主人公になって物語を進めていけるという点にとても共感しました。
上野さん_具体的にはどのような授業を考えていますか?
利倉さん_プログラミング授業のメインは1年~3年生を対象に、まず2018年春からは、13校のうち3~4校で各10名ほどから始めていく予定です。次々と自発的に取り組める伸び白のある点で「QUREO」導入を決めましたので、まずはあえて何回完結という授業設定は設けずやってみようと思っています。
上野さん_先生たちの確保はどう準備されていますか?
利倉さん_しんが~ずクラブ学童では“教える人の熱さ”を大事にしていますので、詳しい人を招けば誰でもいいということではありません。生きていく中でのプログラミング的思考を養おうと思っておりますので、まず開校するにあたっては、既存のプログラムの見直しをし、各校の室長と話し合いながら室長の研修を並行して進めて行こうと考えています。その後、子どもたちの体験会も設けながら取り入れていく予定です。
上野さん_独自性はどうお考えですか?
利倉さん_しんが~ずクラブ学童では、詰め込み教育をよしとしていません。考える力を養いながら自分の力で進めていく今まで通りの学習に「QUREO」を新たに組み込んで、深めていければと思っています。約15分で1レッスンなので、グループで課題に取り組んだり、できたもの発表をしたりと、前後の授業で独自性を出せたらと思っています。
いかがでしたか? これからますます注目を集めるプログラミング教育。今までのイメージを払拭するような楽しいビジュアルで大人も一緒に楽しめる「QUREO」なら、子どもと一緒にプログラミングが学べそうだなと感じました。スクール選びのヒントにしてみてください。
<詳しくはこちらをチェック!>
しんが~ずクラブ学童
https://www.shinga-s-club.jp/afterschool/
QUREO