「シンガポール算数」の知育玩具がすごい!小学校受験にも役立つ活用方法とは?

「シンガポール算数」の知育玩具がすごい!小学校受験にも役立つ活用方法とは?

STEM教育にも熱心なシンガポールでは、幼い頃から数の概念を理解し、自分で考える力を育てることが大切にされています。その代表的な学習法が、「シンガポール算数」と呼ばれる知育玩具を使った取り組みです。

図形を用いて問題解決や数学的考え方を学ぶと同時に遊ぶ楽しさも重視した学習で、幼児期から広く取り入れられています。代表的な知育玩具や、家庭で使う際のコツなどを紹介します。

考える力が自然に身に付き「受験対策ツール」にも

「シンガポール算数」で使われる知育玩具は、子どもが手を使って試行錯誤しながら学ぶのに役立ちます。ブロックを積んだり、形を合わせたり、パーツを組み立てたりすることで、考える力が自然に養われます。

さらにパーツの形を回転させたり位置を変えたりしながら遊ぶことにより、空間認識力が鍛えられ図形に強くなります。「この形をひっくり返すとぴったり合うかな?」などと周りが話しかけてサポートすれば、算数の図形問題により慣れ親しめると思います。

また、小学校受験を考えている家庭にとっても、知育玩具は実践的な学習ツールとなります。受験では数の概念や規則を理解する力が問われることが多く、知育玩具を使った遊びがそれらの学習の基本になることもあるからです。

たとえば、数の合成や分解を遊びながら経験することで、試験で出題される「いくつといくつ」などの問題をよりスムーズに解けるようになるでしょう。

算数学習にもつながる人気の知育玩具2選

算数学習にもつながる人気の知育玩具2選
シンガポールで人気がありよく使われている、算数の学習にもつながる知育道具を紹介します。

・「パターンブロックス&ボード」
図形や数の概念を学ぶのに役立つ形を組み合わせて遊ぶ、3歳以上を対象とした知育玩具です。120個のカラフルな木製ブロックと5枚のボードがセットになっていて、決まった外枠の中にブロックが収まるようにデザインしたり、自由に組み合わせたりすることで、形や数の関係に気づかせることが狙いです。

想像力を働かせ、動物や昆虫、乗り物などさまざまなモチーフを作って遊びます。

(製品紹介サイトURL)
https://www.melissaanddoug.com/products/pattern-blocks-and-boards-classic-toy?srsltid=AfmBOorCDv3wNl0rP5z7xtWMhuOG_1tRGuV3pMPWoPKQtynrtEo3qul5
・「Sillbird STEM教育ソーラーロボットキット」
遊びを通じて科学や工学の基礎に触れる機会を提供する、小学生くらいからが対象の創造的な玩具です。

ロボットを組み立てる過程で「このパーツはどこにつながるかな?」と考えたり、思った通りに動かない時は「どうしたらうまく動かせるかな?」と工夫したりすることで、子どもの想像力を育みます。また、太陽光発電で動くため、持続可能なエネルギーについて学ぶきっかけにもなります。

(製品紹介サイトURL)
https://www.sillbird.com/products/sillbird-12-in-1-stem-solar-power-robot-toys-for-boys-girls-age-8-12

日常で親子一緒に楽しむのがコツ

知育玩具を家庭で活用するためには、親子で一緒に楽しむことが大切です。親が問いかけをしたり新しいルールを作ったりすることで、「学ぶための遊び方」の幅が広がります。習慣化するためには、夕食後の10分間程度を「知育玩具タイム」にするというように、ごく短い時間を生活の中に組み込むのがよいと思います。

知育玩具の効果を高めるには、子どもが「もっとやりたい!」と思える工夫が必要です。

たとえばブロック類で遊ぶ時には「お城を作ってみる?」とテーマを決めると遊びにストーリー性が生まれ、集中力が継続しやすくなります。ロボットを組み立てる時は周りの大人が「一緒に作ってみたいなあ」と誘ってみると、やる気を出しそうです。

たとえば「パターンブロックス&ボード」では、「同じ形を何個使えばこの模様ができる?」「これを3個つなげると、どんな形になるかな?」と予測を促すのが効果的です。

「ソーラーロボットキット」はやや難しいですが、組み立てる過程で物事を順序立てて問題解決する力が育まれるよう、励ましながら一緒に作ってみてください。

まとめ

STEM教育にもつながる「シンガポール算数」は、子どもたちが実際に試したり考えたりする中で数や図形への理解を深めることを重視しています。

算数の仕組みが自然に身に付く知育玩具は、子どもが遊びながら数や図形に親しみ、試しながら学ぶ力を育てる最適なツールといえます。

今回はシンガポールでおすすめの知育玩具を紹介しましたが、それ以外の製品もお子さんの成長に合わせていろいろ試してみてください。考えながら遊ぶのは楽しいと感じることが、前向きな学びにつながるのではないでしょうか。

著者プロフィール

世界35か国在住の250名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2019年4月時点)。
企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。

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