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アメリカ版宝塚!?ダンスの集中特訓からチェスまで!米国・西海岸で人気の特化型サマープログラム・3選

アメリカ版宝塚!?ダンスの集中特訓からチェスまで!米国・西海岸で人気の特化型サマープログラム・3選

子どもたちにとっては指折り数えて楽しい夏休み。一方、親たちはどうかというと、長い夏休みの過ごし方に頭を抱えるのは万国共通です。

アメリカをはじめ、諸外国では共働き世帯が多いこともあり、親たちが働いている時間帯は子どもをどこかに預けなくてはなりません。そこで、各地で開催されるのが、さまざまなサマープログラム。

さまざまな可能性を伸ばす幅広いテーマを網羅したプログラムも人気がありますが、子どもが何を好きなのかわかっていて、その分野で才能を伸ばしたい場合には、一つのテーマに特化して能力を伸ばすプログラムもおすすめなのだとか。

今回は、現地で人気のある特化型サマープログラムを3つご紹介しながら、特化型サマープログラムで培うことのできる力を紐解きます。

アメリカ版宝塚!?全米テレビでも特集されたダンス教室「Nor Cal Dance Arts」の特訓サマープログラム

全米三大ネットワーク「NBC(National Broadcasting Company)」でも番組特集が組まれた実力派ダンスアカデミー、「Nor Cal Dance Arts」。全米各地で開催されるダンス大会でソロ演技をはじめ、軒並み賞を総なめするほどレベルが高く、そのトレーニングは厳しいことでも有名なのだそうです。

Nor Cal Dance Artsのサマープログラムは、3歳から申し込みが可能です。すべてが上級者向けのプログラムというわけではなく、新たにダンスを習ってみたいと門をたたく初心者から、上級レベルのダンサーまで、さまざまなトレーニングプログラムがラインアップされています。

また、バレエやジャズ、アクロ、ヒップホップなど、さまざまなジャンルのダンスの基礎を学べるコースから、ヒップホップのみを集中して習うコースまで、数が多くて迷ってしまいそうです。

気になる料金はというと、バレエの集中特訓は325ドル、8クラス分参加できるリトル・バレリーナのコースは120ドルと一般的なサマープログラムの価格です。夢はアメリカ版宝塚!?全米で入賞者続出のダンス特化のサマープログラム、体験の価値がありそうです。

Nor Cal Dance Arts

サマープログラム_1

 

優秀選手を輩出するエリートプログラムも。北カリフォルニアNo.1の体操教室「Airborne Gymnastics」

教室に一歩踏み入れると、そこには過去に賞を獲得した子どもたちの写真がずらり。ここは、北カリフォルニアでNo.1の人気を誇る体操教室です。

全体的にレベルが高めの教室ですが、サマープログラムは趣旨が異なります。トランポリンを楽しんだり、クラフト創作やゲームに興じたりと、遊び要素を含めた楽しいプログラムが目白押し。

なかでも、金曜日は“water”デイとなっていて、水鉄砲で思う存分遊んだり、地面にチョークでラクガキしたり、普段はなかなかできないアクティビティもできます。

料金は1週間あたり275ドル。朝9時から午後2時まで、お昼休みもはさんでみっちり遊べるプログラムとなっています。

Airborne Gymnastics

サマープログラム_2

 

頭脳派が注目!チェスに特化したプログラム「Bay Area Chess」

最後は、チェスの特化型サマープログラムをご紹介します。

チェスに特化したスクール「Bay Area Chess」では、平日の放課後プログラムや休日の昼に行われるプログラムのほか、サマープログラムも人気なのだそうです。

脳を鍛えるため、創造性を鍛えるエクササイズをしたり、チェスのスキルをあげるための実践的なグループ指導があったり、単にチェスを楽しむための時間も設けられています。トーナメントも織り交ぜながら、子どもたちが真剣勝負で挑む姿も見られるとか。

価格は、月曜日から金曜日まで、朝9時から夕方5時までみっちりチェスの練習をして、トータルで429ドル。頭脳派の子どもたちにおすすめです。

Bay Area Chess

サマープログラム_3

このように、アメリカではさまざまな特化型サマープログラムが子ども向けに展開されています。では、数あるなかから、親たちはどのようにしてわが子にあったプログラムを選んでいるのでしょうか。

現地在住の日本人ママいわく、アメリカの親たちが重視しているポイントは「強い」ということだといいます。プログラムに関する情報をリサーチするなかで重視されるのは、いい選手を出しているかどうか、ひいては結果を出しているかどうかということ

スポーツ系のプログラムでも、チェスのような文化系プログラムでもこれは同じだそうです。子どもの強みに着目し、徹底的にのばしていこうという点が、アメリカならではの視点です。

小さいころから自分の得意分野をきわめて、強くなること。上手にできれば自信もつき、自己肯定感も高まり、友人からも尊敬や喝采を受けます。何かひとつ自信をもつことは、リーダーシップを発揮することへとつながります。

お子さんの「得意」を徹底的にのばし、自信やリーダーシップを培う、特化型サマープログラム。機会があれば、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

世界35か国在住の250名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2019年4月時点)。
企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。

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