「お点前頂戴いたします!」和のこころを磨く茶道教室に潜入!
4年後に東京オリンピックも控え、日本の伝統文化を学び直そうという機運が高まりつつあります。
そんななか人気を集めているのが、子どもたちに向けた茶道教室。
伸芽会・伸芽’Sクラブでも裏千家茶道 正教授を招いての茶道教室が行われています。
今回は、8月に行われたレッスンの様子をレポートします!
目次
自然から季節を感じて行事を大切にする日本の心も学びます
前半のクラスに集まったのは年少から年長さんまでの6名。「こんにちは」と立って挨拶をするところから始まります。まずはテーブルにつき、夏の野菜や果物の写真を見ながら名前を当てたりする自由なお話タイム。毎回レッスン前には年中行事の話や季節のことについて会話を楽しむところから始まるそう。
次に靴を脱いで揃え、きれいなお辞儀の練習です。続いて、美しい座り方を実際にやってみながら学びます。何回か参加している子はお辞儀も上手に決まっていて、とてもきれい。立ち上がる所作や歩き方までを通してレッスンしていきます。
今回はお菓子とお茶のいただきかたがテーマ。用意されていたお菓子は「ひまわり」を模ったもので、ここからも子どもたちは季節を感じることができます。
お辞儀、歩き方…和菓子も実際にいただきます
お運びの係になった子が「どうぞ」と菓子鉢を差し出すと、お客さんになった子は、その菓子鉢を丁寧に持ち上げ、感謝のお辞儀をします。お箸でお菓子を自分の懐紙にとり、そのお箸の先を懐紙の先の方できれいにするなど、先生に手を添えて教えてもらいながら何回か繰り返すうちに、形になってきました。
お茶を飲んでしまいお茶碗を返す時は、お運びの人にお茶碗の正面を向けて返すなど、日本人らしい細やかな気づかいの精神を学びます。感謝の気持ちも、言葉だけではなく色々な所作を通して表現できるよう体得していきます。
小さい子どもたちも、きちんと正座をし黒文字の楊枝を使って一生懸命、季節の和菓子を美味しそうに口に運んでいました。
「お点前頂戴いたします」、かっこよくて立派です!
次のグループのレッスンでは、年長・小学生組だったこともあり、実際にお茶をたててみます。シャカシャカといい音を響かせる子どもたち。しっかり泡をたてた抹茶を、「お点前頂戴いたします」と言って頭を下げ、茶碗を手のひらに受け感謝のお辞儀をしてから、まわしていただきます。
驚くのは、決して甘くはない抹茶を、年少さんも皆おいしいと言って全部飲んでいたこと。「回を重ねるごとにお子さんはどんどん落ち着いてくるものですよ」とお話ししてくださったのは、この教室で教えている裏千家茶道 正教授の金井宗智先生。
「当初はやんちゃで落ち着きのなかったお子さまも、教室ですごく感じるものがあったらしく、和のものへの興味がどんどん広がってきているようです。日常の態度でもずいぶんとよくなったとお母様より報告を受け、うれしかったですね。
子どもたちは大人以上に純粋で吸収が早く心に響くものがあると感じます。感謝や思いやりの気持ちを持ち正しい作法を身につけておけば、日本人としてどこへ行っても恥ずかしくないはず」。
和のこころに触れる体験、ぜひ伸芽会でしてみてください。
いかがでしょうか? もともとは武士の教養なので男児も大歓迎!ということで、我が家の三才男児にも挑戦させてみようかな!?と思いました。確かにお茶の作法を知ってる男子、かっこいいですよね!
興味がおありの方はこちらをチェックしてみてください!